幻のりんごと呼ばれる「ぐんま名月」を知っていますか?食べれば分かるその美味しさ!

幻のりんごと呼ばれる「ぐんま名月」を知っていますか?食べれば分かるその美味しさ!

日本を代表するりんご「ふじ」を交配して作られた品種が「ぐんま名月」です。
その特徴はなんといってもその甘さ!
ふじもびっくりするほど甘く、黄色いりんごにしては珍しい蜜が入りやすい品種なんです。
生産量が少なく旬も短いためほとんど市場に出回ることがないので知名度は高くありませんが、食べた人を虜にする美味しさは本物です。

ぐんま名月のルーツを知ろう!

ぐんま名月はその名のとおり、群馬県で生まれたりんごです。
同じく群馬県で生まれた「あかぎ」と「ふじ」を交配して1991年(平成3年)に品種登録されました。ちなみにあかぎはゴールデンデリシャスという黄色いりんごと「紅玉」を掛け合わせて生まれたりんごになります。
一般にはぐんま名月と表記されますが、正式な名前は漢字で「群馬名月」といいます。

比較的新しい品種なので、最初の頃は群馬県内でしか食べることができなかったことから「幻のりんご」と呼ばれていましたが、現在では青森県や長野県も生産地として有名になっています。
群馬県以外で栽培されたものは「名月」や「めいげつ」と呼ばれることもあり、北海道の七飯町では「ななみつき」として商標登録されています。

いずれにしろ生産量は少なく、日本のりんごの生産量の1%にも満たない量ですので、手に入れるには農協や農園などの通販で注文するのが確実です。

ぐんま名月の美味しさの秘密

では、具体的にぐんま名月の美味しさの秘密を見て行きましょう。

ぐんま名月の美味しさの秘密

100点満点の甘さ

ぐんま名月は一般的に糖度が15度以上あると言われているとても甘いりんごです。
りんごの糖度は品種や時期、その年の気候などによって若干変わるものの、12~15度の間であることが多いので15度以上というのはスペシャルランクで甘いという事になります。

一番多く栽培されているふじ(サンふじ)は糖度が15度になると贈答品などの高級品として扱われることが多くなりますので、ぐんま名月がいかに甘いか分かっていただけるのではないでしょうか。

見た目にも甘い「蜜入り」が多い

ぐんま名月は黄色いりんごには珍しい蜜が入りやすい品種です。
包丁でぱかっと切った時、蜜が入っているだけで何となく得をしたような気になりませんか?
「あ、これ絶対甘い!」と思うだけで早く食べたくなってしまいますよね。

ふじと同じくすべてのぐんま名月に蜜が入るわけではありませんが、入りやすいことは間違いありません。

果肉が硬く、歯ごたえがいい

噛むたびにシャキシャキとした歯ごたえも美味しさのひとつ。
ぐんま名月は果肉が硬めでふじのようなしっかりした歯ごたえも楽しめます。
お好みではありますが、硬めのシャクッとしたりんごが好きな方にはぜひおすすめしたいですね。

滴る果汁がとってもジューシー

りんごの甘みは果肉だけでなく、果汁の多さからも感じることができます。
しっかりと熟したぐんま名月は見た目以上にずっしりと重く、果汁もたっぷり入ってとってもジューシーです。
贅沢にも希少なぐんま名月100%のリンゴジュースを販売しているお店もありますが、やはりなかなかいいお値段のようです。

香りまでしっかり甘い

黄色や緑のりんごは酸味が効いて爽やかな味や香りが強いと思われていますが、ぐんま名月は酸味があまり強くない品種のため、香りは強くても甘い香りがします。

ぐんま名月の一番美味しい食べ方は?

やはりぐんま名月は生で食べるのが一番です。
実がやや大きめなので一般的な櫛切りにしてそのまま食べていただきたいですね。
もちろん他のりんごのようにいろいろな食べ方をしても美味しいのですが、幻とも言われる希少なりんごですからぜひそのまま召し上がって下さい。

ぐんま名月の旬はいつ?

ぐんま名月の収穫は長野県や群馬県では10月下旬から、青森県では11月初旬から始まりますが、収穫量も多くありませんので半月から1ヶ月で終わってしまいます。

11月頃に収穫するりんごは晩成種と言われ、貯蔵性が高いものが多いですが、残念ながらこのぐんま名月はさほど長く保存することができません。ですので、旬は11月頃という事になります。

美味しく食べられる保管方法は?

美味しく食べられる保管方法は?

りんごは高温に弱いので冷暗所もしくは冷蔵庫で保管するのが一般的です。
収穫した後もりんごは呼吸しており、この時出す成分が野菜や他の果物の傷みを速めてしまうので、ビニール袋に入れて口をしっかり閉じておくと安心です。
なお、乾燥にも弱いので新聞紙やキッチンペーパーなどで包むとより美味しく保存できます。

保存期間は収穫から2週間程度、冷蔵庫などでは2ヶ月ほど可能ですが、蜜入りの場合は保存性が低くなるのでやはり早めに食べるのがおすすめです。

ぐんま名月は黄色じゃないの?赤い部分があるのはなぜ?

ぐんま名月は黄色いりんごに分類されていますが、太陽の光が当たった部分が赤くなるものが少なくありません。

ぐんま名月は無袋(むたい)といって実に袋をかけずに育てるのが一般的です。木に成ったりんごは間引きをしたり、日に当たりやすいように葉をおとしたり(葉摘みといいます)しますが、中には皮が赤くなるものもあります。どのように赤くなるかは陽の当たり方などによりますので片側の一部だったり、頭のほうだけだったりとバラバラです。

しかし、もともとが黄色いりんごなので赤い方が美味しいという訳ではありません。熟して美味しくなったぐんま名月は果皮が緑色から黄色へと変化します。ですので赤い色に関わらず、黄色い色が濃い物が食べ頃のりんご、という事になります。

ココロマルシェで美味しいぐんま名月を!

ココロマルシェは信州の美味しいフルーツを生産農家から直接お送りしています。プロの目で最も美味しい時期のりんごを丁寧に梱包してお届けします。ぐんま名月のお取り扱いもしておりますので、届いたその日から甘くてジューシーなりんごをお楽しみいただけます。
幻の美味しいりんご「ぐんま名月」をぜひ味わってください。

ぐんま名月商品ページはこちら

まとめ

甘さ・歯ごたえ・ジューシーさと、りんごの美味しさがギュッと詰まったぐんま名月。

通販によってどこに住んでいても手に入るようになりました。人気が高まるにつれて生産面積は増えているものの、出荷時期も短く生産量が少ないので今なお「幻のりんご」と呼んでいいのかもしれません。
百聞は一見に如かずといいますが、その美味しさを知るには食べていただくのが一番です。

ぜひ一度お手に取っていただきたいりんごです。