通販限定!?長野県の農家が作った中まで赤いりんご「ムーンルージュ」を食べてみたい!

通販限定!?長野県の農家が作った中まで赤いりんご「ムーンルージュ」を食べてみたい!
長野県産の新種のりんご「ムーンルージュ」は果肉まで赤いのが特徴的な品種です。
黄色いりんごでありながら、果皮が薄いので赤みが透けて外から見ると薄いオレンジ色に見えるほど。
二つに切ると外側から内側に向かって赤からピンクに色付いて、まるで桃のような美しさです。
酸味は弱く、蜜が入って甘味たっぷり。生食できる「中まで赤いりんご」として注目されています。
生産量が少なく旬も短いため、通販でもなかなか購入するのが難しい希少なりんご「ムーンルージュ」をご紹介します。

長野で生まれた注目の品種「ムーンルージュ」」

ムーンルージュは長野県で新しく品種登録されたりんごです。
長野県といえば野菜や果物の産地としても有名で、シナノゴールドやシナノスイートなどの美味しいりんごを生み出したことでも知られています。

そんな長野県で新たに生まれたのが「そのまま食べられる中まで赤いりんご」です。果肉が赤いりんごは酸味が強くて生食に向かず、もっぱら加工用として消費されてきました。
そのため今までの常識を覆す甘くて美味しい「果肉の赤いりんご」の登場は、主にパティシエなどから注目を集めていて、長野県としてもPRに力をいれているとのことです。

生みの親は果肉が赤いりんご作りのスペシャリスト

ムーンルージュは長野県中野市で「果肉が赤いりんご」の研究をしている吉家一雄さんが作り出したりんごです。
農業大学在学中に観賞用の赤いりんごに出会って興味を持ち、それから30年以上研究を続けて現在では6種類もの「果肉が赤いりんご」が品種登録されています。吉家さんの農園では研究中の赤い果肉のりんごが50種類以上も栽培されているそうです。

ムーンルージュは「いろどり」と「ふじ」を交配して生まれた品種で2018年(平成30年)に品種登録された、本当に新しいりんごです。
この組み合わせでは「なかの真紅(しんく)」や「炎舞(えんぶ)」も作られており、どちらも果肉が赤いりんごですが果皮は赤色です。なお、親品種の「いろどり」というりんごも吉家さんが生み出した品種で「紅玉」と「ピンクパール」を掛け合わせたものです。
リンゴコラムでご紹介している「なかののきらめき」も6種類のうちのひとつなんですよ。

リンゴコラム | 「なかののきらめき」は稀少なりんご!特徴や旬の時期、通販について解説 はこちら

ムーンルージュの色や形について

ムーンルージュは大玉で円形を上からつぶしたような扁円形をしています。
りんごの皮の地色は黄色から黄緑色ですが、皮が薄くて果皮近くの赤色が透けて見えるために橙色やオレンジ色に見えることが多くなっています。

色が透けるほど果肉が赤いですが、果肉全体が赤いわけではありません。
赤色は外側に近いほど色が濃く、中央に向かってピンク色になり中央部は普通のりんごのように薄い黄色になっています。その間に蜜が入っていますので切り口が非常に美しく、食べてしまうのがもったいないと思ってしまうほどです。
がっつりと食べるのもいいですが、薄目にスライスするとさらに果肉の美しさが楽しめます。インスタ映えしますから、女性の集まりなどで出すと評判になること間違いなし!です。

甘さ最高!糖度の高さはスペシャルクラス

ふじも蜜が入りやすい品種ですが、入っていないものも少なくありません。しかしこのムーンルージュはふじよりもずっと蜜が入る確率が高い品種なのです。
甘味もより強く、糖度が17度を超えることもあります。りんごの糖度が12~15度程度だと考えれば、この糖度の高さは驚異的ともいえるでしょう。酸味はあまりなく、果肉が硬めでシャキシャキとした歯ごたえも楽しめます。甘いりんごが好きな方には本当におすすめです。

香りは強くないものの、食べた後から芳醇な香りが口から鼻へとふわっと広がります。
見た目も味も、そして香りもいいムーンルージュ。
ぜひそのまま生でお楽しみくださいね!

ムーンルージュの旬はいつ?

ムーンルージュの収穫は11月上旬から中旬にかけてと非常に短いです。
市場に出回ることはありませんので、生産者から通販などで直接購入することになります。つまり届いた時が食べ頃ですので旬は11月と言っていいでしょう。

保存性はいいので、冷蔵保存で2ヶ月ほど持ちます。他のりんごと同じようにビニール袋などに入れて口をしっかり閉じ、冷蔵庫で保管してください。

ムーンルージュを食べるなら通販がおすすめ

ムーンルージュはほとんどが長野県内で生産されていますが、一部青森県などでも栽培が始まっています。しかし、2018年(平成30年)の農林水産省『特産果樹生産動態等調査』にも掲載されていないほど生産量が少ないため、市場に出回ることはなく、当然ですがスーパーなどで販売されることはありません。

生産地に住んでいる場合は直売所などで購入したり、長野県内のホテルなどでムーンルージュを使ったスイーツなどを食べたりすることが可能ですが、それ以外では通販を利用するのがおすすめです。
ただし、もともとの生産量が非常に少ないことから取り扱っているショップも多くはありません。中には10月中に予約が終了してしまう場合もありますので、絶対に食べたいという方は早めにお店を探して予約した方がいいでしょう。

価格は3㎏で3,000~3,500円くらいが多いようです。個数は玉の大きさによって変わりますが、基本的には大玉なので7~11個くらいが目安になります。

果肉が赤いりんごのこれからに期待大!

果肉が赤いりんごは今回ご紹介したものだけではなく、青森などでも違う品種が生産されています。まだまだ知名度は低いものの、その美味しさが多くの人に伝わるようになればもっともっとポピュラーになってくるはずです。

今回ご紹介したムーンルージュもりんご好きの方にはぜひ一度食べていただきたい品種です。
旬の季節に長野を訪れることがあれば、直売所やムーンルージュを使用したスイーツのお店などを探してみてはいかがでしょうか。

ココロファームのムーンルージュは農園直送のため、旬の時期のみ注文をお受けしています。
商品の発送や販売情報は、ホームページよりご確認いただけます。

ココロマルシェ オンラインストアはこちら

秋からが旬のぐんま名月もご用意しています。

ぐんま名月の詳細はこちら