「なかののきらめき」は稀少なりんご!特徴や旬の時期、通販について解説

「なかののきらめき」は稀少なりんご!特徴や旬の時期、通販について解説

「なかののきらめき」は長野県のりんごです。

あまり知られていない「なかののきらめき」ですが、実は生産量が少ないため、スーパーなどにはあまり流通しません。

見た目は黄色いりんごなのに、赤い果肉をしているとても特徴的なりんごです。
農家さんから直送のネット通販を利用するのがおすすめです!

なかののきらめきの産まれや、どのくらいの量を購入したらいいかなどをご紹介します。

「なかののきらめき」は長野県中野市産のりんご

「なかののひらめき」は、長野県長野市の赤肉りんご農家である吉家さんによって、栽培・開発されました。吉家さんが「食べて、見て楽しめるものを」と、30年以上かけて研究開発して生まれました。稀少な品種のりんごで、黄色っぽい果皮と赤い果肉が印象的で、見た目も味も個性的なりんごです。

長野県中野市でしか栽培されていません。つまり、長野県産しか出回らないということ。名前には産地名である「なかの」が入っており、栽培者の想いが込められています。

「なかののきらめき」は2018年に品種登録されたばかりの新品種のりんごです。赤い果肉の「いろどり」と黄色い果皮の「王林」を交配して生まれました。

他の品種と見分けるポイントは、果皮の色です。果肉が赤い品種には、「いろどり」や既に市場に出回っていた「紅の夢」などがあります。これらの果肉が赤い品種の中で、他の赤肉りんごにはない、黄緑色にほんのりとした橙赤の色づきがあるのが「なかののきらめき」です。

現在は生産量が極わずかなため、限定的な販売になっています。今後は徐々に増える見込みがあり、手に入りやすくなるかもしれません。ただし、個性が強い品種のため、色物扱いされる可能性も少なくありません。

「なかののきらめき」の外観や食味について

「なかののきらめき」のセールスポイントは果肉の赤色と白い色のグラデーションの美しさです。
スライスした断面は赤色の部分が多く、中心部は黄色っぽくなっており、色合いの美しさに目が惹かれます。生のまま使うときには、赤い模様の出方を活かすようにすると良いでしょう。カットした面によって、色のついた部分の印象が違います。

縦に薄くスライスしたものを並べることで、外側の黄色い皮と赤色のさした果肉部分が綺麗で、見栄えが良いです。

見た目の美しさだけではなく、食味も良いのが「なかののきらめき」。食べた感じはしっかりとした硬めの食感で、サクッととした歯触りの良さがあります。
パンチの効いた酸味と甘みが絶妙なバランスで、王林のような酸っぱさがありながら、甘みの濃さも感じられます。

酸味が強いですが、糖度が17度前後と甘みも強く、ほどよく果汁もあり、そのまま生でも美味しく食べることができます。
重さは300~350gくらいで大きめサイズ。5㎏の箱入りの18個入りで、1個320g前後です。

他の品種と比較したときの3つの特徴

  • 楕円形であること。
  • 皮を覆う色が橙赤。
  • 果皮を覆う色の型が全面着色。

これらが他の品種と区別される点となっています。

「なかののきらめき」旬の時期と美味しい食べ方

「なかののきらめき」の旬の時期は、11月上旬くらいです。
生産量が少ないことから、市場に出回る期間も短めとなっています。11月上旬~11月中旬頃までで見かけたら、買いどきです。

晩成種といわれる品種で、王林やふじ、シナノゴールド、金星なども同じ時期に出回ります。時期になると、同時期が旬の定番の品種と合わせて、箱入りで販売されていることも多いです。まだあまり知られていない品種だけで購入するのが心配な方にも安心ですね。

もともと赤肉りんごは、シロップ煮やオーブン焼きなどの加熱調理に適しているとされています。香りが良くて酸味があること、果肉がしっかりしていて煮崩れにくいためです。
果肉は加熱することで、よりキレイな赤みを帯びて、鮮やかな色合いになります。

タルトやケーキなどのお菓子作りに使えば、見た目が華やかなスイーツに仕上げることができます。他にも、煮りんごやジャム、コンポートなどもおすすめです。
少しとろっとした口当たりの良いりんご特有の酸味を活かした上品な味わいで、香りも良くて絶品です。

さらに、薄くスライスしてパンやバケットに載せて、バターとトーストして食べれば手軽に味わえますし、スライスしたものを低温で揚げてリンゴチップスにすれば、軽い食感を楽しめますよ。

信州産の旬のりんごは通販で

「なかののきらめき」は、まだあまり市場に出回っていない品種のため、旬の味を楽しみたい方は、通販で購入するのがおすすめです。
2021年産は10月頃から予約販売が始まります。
商品は品種によって、価格差があります。信州りんごが販売されているページをチェックしてみましょう。長野県の生産直売している農家のお店から直送されるため、みずみずしくて新鮮なものが届きます。ぜひ食べごろのりんごの果汁たっぷりの美味しさと美しさを堪能してみてください。

ネット通販の量や相場は?

食べきりサイズのりんごを1箱2.7㎏~5㎏入りの商品が販売されています。

お手頃なお値段の自宅用なら、旬の定番りんごの味を食べ比べることができます。
中級ランクなら、品質も高く、気の利いたギフトとして最適です。
自宅用で3,290円~4,290円、中級ランクで3,790円~4,980円となっています。贈答向けの信州りんごの商品で、3,500円~5,500円くらいが相場です。

ただし、なかののきらめきの販売数は少なめで、すぐに売り切れてしまうようです。商品一覧ページの中から探して、早めに予約注文しましょう。

ココロファームのオンライン通販では、夏、秋、冬…と時期に合わせたりんごを提供しています。
農家さんが大切に育てたりんごの一番美味しい時期を見極めて発送してくれるのも嬉しいポイントです。
ホームページでは、旬の時期のりんごが一覧で見ることができ、新着情報をチェックすることができます。

あまりまだ知られていない「なかののきらめき」ですが、食べた感想をSNSなどで発信することで、もっと広く認知させていけたらいいですね!

まとめ

稀少な赤肉りんご「なかののきらめき」についてご紹介しました。

「なかののきらめき」は、生産者が丹精込めて作ったものだけに、他にはない食味と見た目の美しさを持っています。一度味わったら、この美しさの虜になるのも頷けます。

生でそのまま食べても、加熱して調理しても美味しさは損なわれません。色々な食べ方を楽しんでみるのも良いでしょう。生産量が少なくて限られた量しか流通せず、期間も短いため、入手しにくいのが難点です。

今後生産量が増えて、「なかののきらめき」が市場に出回り、より多く人に知ってもらえる機会が増えることが期待されます。