市田柿を食べるときに厄介な「種」実は幸運を呼ぶ?のお話

最近では種無しフルーツが当たり前のようになっていますが、植物は種がないと次世代へ引き継ぐことができませんよね。
でも。。。美味しいフルーツを気分よく食べているときに種に当たって「ガリ!」とかってなると気分も悪くなってしまいます。

厄介者の「種」実は市田柿の種は幸運を呼ぶ?

市田柿の種

市田柿の種は実によって種無しのものと7つも8つも入っている実があります。
栽培方法に違いはないはずなので、なぜ種の有り無しに違いがでるのでしょう?。。。実はわからないのです。

土質にかかわりがあるのか?
柿の木の種類なのか?
市田柿と一言でいっても渋柿の台木だったり、栽培環境によって微妙に性質が変わってくるのではないかと考えられます。ですので、何年ものと呼ばれるような古い大きな木と何年か前に植栽した木では、性質が変わって来ているのではないでしょうか。
例えば、野菜のニンジンを例に挙げてみると、何年も前に食べられたいたニンジンは香りも色も強かったように思えます。「ニンジンの匂いが嫌い!」というニンジン嫌いも多かったように思えます。が、今のニンジンて色もきれいなオレンジ色、生でかじってもそんなに嫌な臭いはしませんよね。生野菜として十分にサラダで美味しくいただけます。
そのように、環境などに順応して木や植物も変化してきているのかも?と感じています。

地元で伝承されている元旦行事

家庭ごとに言い伝えられている内容が違うかもしれませんが、ここでは私の育った家系で毎年行われている元旦の朝をご紹介します。

元旦は寝坊をせず朝は家族みんなで起き、揃ってお茶を飲むところから始まります。
お茶と一緒に「落花生」と「甘栗」と「干し柿」を食べます。

マメで、クリまわしよく、カキあつめる
 ・マメ                  …元気で
 ・クリまわし     …回転良くとか、金回り良くなど
 ・カキあつめる …いいものが集まってくるように

この「カキあつめる」のところで市田柿をたべ、中に入っていた種の数が多いほどその年の良きことが多いと言われています。

先にも書きましたが、最近の干し柿には種が入っているものが少なくなりました。
種が多そうな大きい干し柿を選んで食べても種が全く入っていないときの方がおおいです。

1個でも種があれば幸運かもしれませんね。

 

ぜひ、このお正月は市田柿で運試しをしてみてくださいませ。

 

ココロマルシェの年内発送は終了していまいました。
いまご注文いただいても1月10日過ぎの発送となります。

お徳用パックの販売も始めましたのでご覧くださいませ。