お知らせ

2021.10.04

ココリズムのおせち料理のご紹介 伝統的な和の料理とフレンチを詰め合わせました

リストランテココリズムから「おせち料理」のご案内です。

10月に入り、まだ秋になったばかりのような気分でいましたけれど、もうおせち料理のご予約を受け付ける時期となりました。一年は早いなぁ~と感じます。
一年が早いと感じるのは2つのパターンがあると思っている私です。1つは、新しいことにどんどん挑戦して日々を充実して過ごしていたらあっという間の一年だった。もう1つは、日々の坦々と仕事や学校生活を送っていることであっという間に一日一日が過ぎてしまっていた。さあ、どちらの一年だったでしょうか。
私は今年、少し変化の年でしたので前者だったかなぁ~なんて振り返っています。

今年もあと三ケ月となりました。年末へもうひと頑張りしましょうね。
さて、毎年ご好評いただいておりますココリズムのおせち料理、今年もご予約の受付を開始いたしました。

ココリズムのおせち承り中!

おせちの種類は三種類です。

  • 三段重 お刺身つき 32,400円(税込)
  • 三段重 お刺身なし 27,000円(税込)

豪華三段重です。伝統的に和のおせちである栗きんとんやおたふく豆などの一の重、魚介のマリネやお肉のパテなど洋風お料理の二の重、焼き物と煮物の三の重。その三段重にお刺身の盛り合わせのご希望かお選びいただけます。

  • お膳おせち      5,400円(税込)

重箱タイプではなくお一人様分のお膳おせちです。お一人様に限らず、少人数のご家族様や一年の感謝をこめてお配りするなど様々なシーンご利用いただけます。

お刺身の盛り合わせやオードブルも承ります

  • 豪華お刺身盛り合わせ 3~4人前 5,400円(税込)、5~6人前 10,800円(税込)
  • オードブル 3~4人前 5,400円(税込)、5~6人前 8,100円(税込)

オードブルは年末に限らず年中いつでも承っております。お引取りの2日前までにお電話でご予約くださいませ。

上記の用紙をダウンロードしてファックスにてご注文いただくこともできます。

南信州 お年越のお料理

おせち料理はお正月に食べるイメージですが、南信州ではおせち料理を12月31日のお年越に食べます。この地域には「お年取り」という言葉があり、元旦が来る前の日に1つ年を取るお祝いの日とされてきました。年取りのお祝いと一年間無事に過ごせたことに感謝して、家族で「ご苦労様でした」と乾杯して労います。

長野県は海がない県のため、流通が発達する前は新鮮なお魚を手に入れることが容易ではありませんでした。そこで、大晦日のお年越には一年に一度の御馳走としてお魚を食べたのでしょうね。この季節によく獲れる鰤は「出世魚」と言われ、とても縁起がいい魚で、この長野県ではお年取りには鰤!として食べられていたのだと思います。

私の家ではこんな料理を作ってお年取りをしています。

鰤の粕汁

一般的な鰤大根とは違い、粕だけの汁に大きな鰤の切り身をいれて煮込みます。所説ありますが、流通の困難だった時代に新鮮とは言えない鰤を粕汁で煮込むことで匂い消しの役割をしていたのかもしれませんね。

田作り、おなます、貝ひも、黒豆

田作りとは、カタクチイワシを炒って甘辛く味付けしたもの。黒豆、数の子と並んでおせち料理には欠かせないものと言われています。特に農家の多いこの南信州では「五穀豊穣」「豊年豊作」を願う田作りはきっと大事にされてきたのでしょう。

紅白なますとは、にんじんと大根を千切りにして三杯酢で和えたもの。紅白の祝いの色であり、飯田の水引にちなんでいるという説もあるそうです。

貝ひものしぐれ煮とは、乾燥した貝ひもを一晩水につけて戻し、それを甘辛く佃煮にしたもの。生まれたころから欠かさず年取りの料理にはでてきていたので、由来を知らすにいる私です。ホタテ貝は貝殻がピタッと合わさるところから「夫婦円満」を願っていたと言われます。海のものの流通困難だった長野県では干した貝ひもで代用してきたのかもしれませんね。私の家では、レンコンを加えています。「見通し良く」来年も良い年になるように願いたいものですね。

近年では、すき焼きなどの高級肉でお年取りというご家庭も増えてきたかもしれません。いつでも美味しいものが食べられる今だからこそ、伝統的なおせち料理を見直してみてはいかがでしょう。一年の節目に食べられる料理にはそれぞれ意味があり、願いを込めて食べられていたことを思い出してみたいものですね。