桃の美味しさそのまま!上手な保存方法を常温・冷凍別に紹介!

少しずつ暑さが増してくる6月。
気温が上がってってくると、ひんやりと冷たくてジューシーなものが食べたくなりませんか?
そんなときにぴったりなのが、夏のフルーツ「桃」です。
生でも缶詰でも人気の高い桃は、栄養豊富で水分たっぷり。
甘くて美味しい生の桃の旬は、5月下旬頃からスタートします。
今回の記事では、桃の美味しさをそのまま保つために覚えておいて欲しい方法や、上手に冷やすためのコツについて、詳しく解説していきます。
桃を追熟させたいなら常温保存が基本!甘さと香りが引き立つ

ところで皆さんは、果物をどこで保存していますか?
おそらく、最も多い回答が「冷蔵庫」だと思います。
果物を買ってきたら、剥き出しの状態で野菜室に入れている方も多いのではないでしょうか。
しかしその保存方法は、桃を保存するうえでは避けるべき行為です。
桃の保存は常温が基本!
常温で正しく保存することで、甘みと香りが濃厚な桃に変化していきます。
常温保存で甘さと香りがしっかり引き出される理由
桃は正しい方法で保存することにより「追熟」する果物です。
収穫後、一定期間正しい方法で保存して熟成させることを、追熟といいます。
桃に限らず、果物は収穫してから消費者の手に渡るまで時間がかかるため、ある程度若い完熟前の状態で収穫されることが多いです。
そのため、購入後は約3日から1週間程度追熟を行い、美味しさを最大限に引き出してから食べることをおすすめします。
桃を追熟する場合は、常温環境下で保存しましょう。
常温の中でも、直射日光が当たらないようにして、風通しが良い冷暗所に置くのが理想です。
さらに、エアコンなどにより急激に温度が変化する場所は避けましょう。
適切に追熟することで、香りや甘さが引き立っていきます。
もちろんすべての果物に当てはまるわけではないので、果物ごとに正しい保存方法を確認していくことが大切です。
食べ頃を見分ける方法は、いくつか存在しています。
1つ目は桃の固さです。
試しに桃の果皮部分に指でそっと触れてみてください。
軽く押して柔らかさを感じるくらいがちょうど食べ頃のサインです。
2つ目は、桃から漂う香り。
完熟期を迎えた桃は、果実全体から甘い匂いを放ちます。
桃を置いた場所に甘い香りが広がってきたら、完熟を迎えた合図なのです。
桃の常温保存の方法:新聞紙で一つひとつ包もう
桃を常温保存する場合、桃同士がお互いを傷付け合わないように1玉ずつ新聞紙で包みましょう。
桃はとてもデリケートなフルーツです。
果皮がとても柔らかく薄いので、桃同士が触れ合っているだけでもお互いの重みで変色し、そこから傷んでしまうことも少なくありません。
完熟を見極める方法として「指で優しく触れる」とお伝えしたのも、それだけ桃が繊細で傷みやすいから。
強く押すと指の形にへこんだり変色したりして、そこからあっという間に傷んでしまうのです。
桃を新聞紙で1玉ずつ包んでおけば、桃の周辺に空間ができ、果皮に傷がつくのを予防できます。
また、桃は果汁が豊富な果物です。
皮を剥かなくても徐々に表面から水分が蒸発し、やがて果肉がパサパサになってしまいます。
新聞紙で包んでおけば、果皮を保護して乾燥を予防できるのです。
買ってきた果物にひと手間加えるのは面倒かもしれませんが、このひと手間が食べるときの感動をよりいっそう引き立ててくれます。
なるべく美味しい状態で長持ちさせるために、ぜひ取り入れてみてください。
「完熟を見極められる自信がない…」
「手に入ったらすぐに食べたい!」
そんな人にはココロファームのネット通販がおすすめです。
ココロファームのオンラインストア・ココロマルシェでは、長野県内の提携農家が栽培した桃を販売しています。
販売会社を挟まない直送品なので、完熟ギリギリまで農園で成熟させることが可能です。
そのため、販売・お届け期間は限られますが、届いてすぐにお楽しみいただけます。
2025年もさまざまな品種の販売を予定していますが、現在ご予約いただけるのは白桃系品種の「白鳳」「あかつき」「なつっこ」、黄桃系品種の「黄金桃」、計4種類です。
後ほど商品ページを紹介いたしますので、ぜひチェックしてみてください。
ひんやり桃を楽しむには
気温が高く暑い日は、ひんやりと冷やした桃を食べたい!
多くの方はそう思うのではないでしょうか。
すぐに冷やしたいなら、氷水につけておく方法がおすすめです。
氷水をはったボウルに皮付きのまま桃を入れ、15分くらいつけておきましょう。
この方法で十分ひんやりとした桃に仕上がります。
氷水を用意するのが難しければ、直前に冷蔵庫に入れて冷やすのもOKです。
1時間冷やすだけで、鮮度を保ったまま十分ひんやりとした桃になります。
ただし入れる時間は、1時間程度を参考にしましょう。
桃には冷やしすぎると甘みを感じにくくなるという特徴があります。
食事の前に冷蔵庫に入れて、食後のデザートタイムに取り出すくらいが最適です。
桃を冷蔵保存するなら野菜室で

近年の日本は異常気象と呼ばれるほど涼しい期間が短くなり、気温が高い時期が長く続く傾向があります。
7月、8月を迎えると冷房を使っても部屋の温度が下がりにくく、快適な室内緩急を保つのが困難です。
桃は常温での保存が望ましい果物ですが、あまりに室温が高い時は、追熟のスピードが早くあっという間に傷んでしまうこともあります。
室温が常時25度を超えてしまう時期は、冷蔵庫の野菜室に保存して、早めの消費を心がけましょう。
ただし、そのまま冷蔵庫に入れてしまうと、桃の味が悪くなってしまいます。
桃を冷蔵庫で保存する際に、気をつけるべきポイントをチェックしましょう。
桃の冷蔵保存の方法:ポリ袋やラップで包んで野菜室へ
野菜室は通常の冷蔵室に比べ、温度が高目の設定になっています。
冷蔵室の温度が約0〜5度程なのに対し、野菜室は3〜8度程度です。
密閉性も高く、冷蔵室よりも高い湿度を保てるのが特徴です。
この環境は、低すぎる気温が苦手で、冷気が当たると乾燥しやすい桃の保存に向いています。
室温が25度を超える時期は、野菜室にて保存し、乾燥して味が悪くなる前に食べましょう。
野菜室で保存する場合も、桃の保護を忘れずに。
常温よりも気温や湿度環境が一定なので、新聞誌のほか、ラップやキッチンペーパー、ポリ袋で包み保護してもOKです。
熟した桃は冷凍すれば1ヶ月美味しさを保てる!

どうしても消費しきれない場合は、冷凍保存を試してみてはいかがでしょうか。
冷凍庫での保存期間は最長で1ヶ月程度です。
また、冷凍桃は果肉の繊維が崩れやすくなっているため、解凍方法に注意しましょう。
解凍する際は、常温で30分以内の自然解凍がおすすめです。
それ以上は繊維がくずれてグズグズになり、水分だけでなく甘みも流れ出てしまい、せっかくのジューシーな果汁や風味が損なわれてしまいます。
冷凍した桃は「半解凍でシャリシャリ食感を楽しむ」または「冷凍・半解凍の状態で料理に使用する」という食べ方をするものであると、覚えておきましょう。
桃の冷凍保存の方法:丸ごと冷凍orカット冷凍、どちらでもOK!
桃を冷凍する方法は2つ。
ひとつは丸ごと冷凍する方法です。
桃をよく洗って産毛を落とし、水分をしっかりと拭きとったら、ラップで包んでジッパー付き袋へ。
袋に冷凍日付を記入し、冷凍庫に入れてください。
冷凍桃は皮がつるんと剥けるので、皮付きのまま冷凍してOK!
もうひとつはくし切りにカットしてから冷凍するやり方です。
桃を好みのサイズにカットしたら、酸化による変色を防ぐためにレモン汁をまぶし、ラッブに包んでジッパー付き袋に入れます。
あとは同様に日付を書いて、冷凍庫で保管してください。
カット済みの状態で包むと、取り出してすぐ冷凍フルーツとして、シャーベットのように楽しめるのも嬉しいポイントです。
解凍後はいろんな桃レシピを楽しんで
半解凍したシャリシャリの桃は、食材として料理に使用していろんな食べ方を楽しめます。
桃のフラペチーノ
時間のない朝でも気軽にトライできるレシピが「桃のフラペチーノ」です。
冷凍桃1/2個と氷、コップ1杯程度の水をミキサーに入れて撹拌します。
味を見て甘さが足りなければ、砂糖やはちみつを加えて完成です。
水をヨーグルトや牛乳に変えるのもおすすめですよ。
食欲がない朝でもするっと召し上がれる、簡単ドリンクです。
丸ごと!桃バニラアイス
丸ごと冷凍桃なら、アイスとのコラボレーションはいかがでしょうか。
誰でも簡単にできる作り方なので、気軽にお試しいただけます。
半解凍した丸ごと桃を半分に割って種を取り、種があったスペースにバニラアイスを盛り付けましょう。
お好みでホイップクリームやコーンフレーク、ポッキーなどをトッピングすると、特別感のあるデザートに仕上がります。
家族や友人とワイワイ楽しむのにおすすめのアレンジレシピです。
COCORO FARMの桃は毎年5月頃に販売スタート!

ココロファームでは毎年、5月頃から桃の予約販売を行っています。
今年もすでに白鳳、あかつき、なつっこ、黄金桃の予約がスタート!
数量限定となりますので、お早めのご予約がおすすめです。
発送時期は品種によって異なる
ココロファームでは完熟ギリギリまで農園で栽培を続けるため、品種によって収穫時期が異なります。
もちろん配送時期も変わってくるので、ご注文の際はご注意ください。
購入いただいた場合のお届け目安は、各商品の販売ページ中に必ず記載しています。
特にお中元のような贈答品や、訪問の際のおもたせにご検討の場合、お届け時期をしっかりとご確認いただいてから、ご注文ください。
幅広い用途で利用可能な特秀品
今回は、毎年ギフトとしてはもちろん、自宅用にも人気が高い特秀規格品へのリンクをご用意しました。
桃の品種ごとに、味わいもさまざまです。
ぜひサイト内をご覧いただきお気に入りの桃を探してみてください。
桃は保存方法を工夫して、長く美味しく楽しもう!

甘い香りと濃厚でジューシーな果肉は、桃の一番の魅力ポイントです。
旬を迎えた桃のポテンシャルを最大限に引き出すためにも、正しく保存し日持ちさせることを心がけましょう。
5月から始まる桃の収穫ですが、遅い品種になると収穫期は10月頃となり、フルーツの中でも比較的長い期間楽しめます。
正しい保存方法で、長い桃のシーズンを楽しんでみてはいかがでしょうか。