お知らせ

2021.10.21

天竜川に朝霧がかかり、そろそろ市田柿の加工が始まります

市田柿の加工シーズンは毎年10月末ころから始まります。
今日からココロファームの農業部門でも朝からお手伝いのアルバイトさんが集まって柿の収穫に出発しました。

市田柿 加工シーズンの始まり

柿畑は木の枝がしなるほど柿の実がぎっしりとなっています。
みかんの大きさほどになり、しっかり大きい実に成長しました。

まだ柿園によっては青みが多いところがあるので、収穫は様子を見ながらとなりますね。

柿の実は一つ一つもぎ取ります。梅などは振るい落とすことがありますが、柿の実は丁寧に一つずつ手でもぎ取りますので、三脚に上ったり下りたりしてとても労力がいる仕事です。傷つけないように丁寧もぎ取ってコンテナに入れて作業場へ運びます。

加工場も準備万端!

手前に設置されている機械が柿の皮むき機です。

自動皮むき機ですので、一つ一つ柿をお皿に置くと機会が回転して一周する間に皮がむけてコンテナへ落ちていきます。
置き方が傾てしまうと皮が残ってしまったりしますので、なるべく真っすぐに置くことがポイントです。

柿干場もきれいに整備されていました。

今は空っぽですが、11月初旬にはここが柿でいっぱいになることと思います。

いよいよ市田柿シーズンの到来です!

 

市田柿ギフトと自家用品についてのご予約はこちらからどうぞ。
出荷シーズンになりますと大変混み合いますので、早めのご予約をおすすめいたします。
発送はご予約順となります。

天竜川の朝霧は主である龍の姿

市田柿には天竜川にかかる朝霧が重要な役割となります。
柿に適度な水分を与え、しっとり柔らかい干し柿になります。

今朝は、天竜川に朝霧がかかりました。
朝霧というと子供のころの運動会の朝を思い出します。母親と観覧席にシートを引きに行く朝は霧で真っ白になり、その靄のなかを歩いて学校のグランドへ行った思い出があります。

地元の方は、天竜川に一直線にふわりとかかる霧を見て、天竜川の主である龍が現れたといます。
確かに、時間が経つと上空へ上がっていき、消えて行ってしまう現象は龍のように見えるのかもしれません。
今年も美味しい干し柿ができるよう、見守ってほしいものです。