桃「あかつき」の出荷が始まります
海の日も過ぎ、夏真っ盛り!…と言いたいところですが、
まだまだグズついた天気が続いています。
セミの声が聞こえるようになり、
畑ではキュウリ、ナス、トマト、カボチャ、トウモロコシなど夏野菜が採れ、
食卓は夏野菜料理満載です。
いよいよ桃の出荷シーズン!
出荷を目前にして、桃がどのくらいで出荷までたどり着くのか振り返ってみたいと思います。
4月の初旬に鮮やかなピンクの花を咲かせた桃は、受粉し実らせます。
りんごや梨と違って桃は人口受粉など行いません。
写真は5月末、梅の実ほどの大きさに成長したころです。
産毛に守られている感じです。
この時期は素早く摘果作業を行います。
桃のかちゃんがうまれた頃は核(種)が柔らかく、このまま加工したら丸ごと食べられます。
ただ、この産毛をきれいにして灰汁を抜き、シロップ煮にする加工方法は簡単ではなく、
特許を取得されている企業さんがいると聞いています。
私も何度か挑戦しましたが、、、
色が茶色になってしまい、渋みがうまく抜けませんでした。
摘果される実はそのまま捨てられてしまいますので、もったいない気もします。
種が硬くなる期間は「硬核期」と言って、
桃にストレスを与えないように見守らなくてはなりません。
桃の実や木を触らないように、ただ待つ期間となります。
硬核期が過ぎると、桃の実はグングン大きくなります。
写真は7月初旬。
もうすでに赤くなり始めていますね。
さあ!収穫間近です!
素敵な桃色♪
収穫期に近くなると、木の下にはこうした反射するシートが敷かれます。
なぜだと思いますか???
桃の木の上の方は太陽の光がいっぱい当たります。
でも葉っぱに隠れてしまっている桃の実はなかなか太陽の光を浴びることができません。
そうです!
上から下から桃に光を当て、ムラなく色づけし、桃の実に甘味を与えることもできます。
こうして、年明けの剪定作業から半年間、愛情をこめてお世話をして育てた桃は
色よく甘い桃として、皆様に届けられます。
早くからご予約されたお客様、きっと首を長くしてお待ちいただいていることと思います。
今週末から箱詰め出荷が始まると思います。
お待ちくださいね! もうすぐです!