ぶどうの女王様「シャインマスカット」ができるまで
9月と聞くと「秋だなぁ~」と感じますね。
ココロマルシェでも続々と秋のフルーツたちが入荷し始めます。
今回はブドウの代表 シャインマスカット ができるまでをご紹介。
春先からとても手間暇かけてつくられるブドウです。
手間暇かけられる高級ぶどう シャインマスカットとは
市場では1房4,000円程度するシャインマスカット、なぜこんなに高価になるのでしょう?
1つの房ができるまでにはいくつもの工程があり、生産農家さんは一つ一つ丁寧に作業しています。
「猛暑の中、一房一房に手をかける作業で大変なことも多いですが、お客様の喜びの声が嬉しいので続けることが出来ています。」と話す農家さん。
本当にこの手間のかかる作業を見ると、この高価な意味がわかります。
6月、シャインマスカットの花が咲きます。
既に房の形になっていますが、出荷するぶどうの粒よりはるかに多い数の花がつくので、まずは房づくり。
必要な大きさと思われる花の数を残し、その他の花を落としていきます。
一房一房を確認しながらの作業です。
その後、粒が育ってくる頃には、摘粒作業を行います。
1房につける粒の数を決めて、均等にまた粒の大きさが均一になるように間隔をみて粒を切り落としていきます。
この作業の頃は梅雨時で、蒸し暑い中、一房一房コツコツ作業となりますので、とても大変な作業です。
摘粒を行わないとぶどうの粒が大きくならず、大きさもバラバラになってしまいます。
見た目も良く、糖度も均等になる最高級なぶどうをつくるために大変な苦労が必要となります。
摘粒作業が終わると袋をかけます。
日焼け防止、鳥などから実を守る、これまた一房一房の作業です。
大事なぶどうを保護する作業となるわけです。
ぶどう園の全てのぶどうに袋と傘をかけるとこんな感じ。
きれいですね~~~~
こうして出来上がるシャインマスカット。
わが子のように、わが子より大事に育てるほど大事に大事に育てられ、出荷されていきます。
きっと、箱詰めするシャインマスカットに優しく微笑みかけて、お嫁に出す気持ちなのでしょうね。
食べ始めると止まらなくなってしまうシャインマスカット
種はない、皮まで丸ごと食べられる
そんなシャインマスカットは、高価なブドウとわかっていながら、食べ始めるとパクパクポクポクとまりません。
一房なんであっという間!
一年に一度、この時期の自分へのご褒美に、ちょっと贅沢なブドウをお取り寄せして召し上がってみてはいかがでしょうか。