信州生まれの白桃「なつっこ」白鳳やあかつきとの違いは？
皆さんは「なつっこ」という桃をご覧になったことがありますか？
きれいな紅色に色付いた皮が目を引く品種で、果肉はクリーム色。
お盆を過ぎたころからスーパーなどの店頭で販売が始まります。
白鳳やあかつきと比較するとあまり耳馴染みのない品種かもしれませんが、甘くて美味しい魅力あふれる品種なのです。
今回は夏に食べたい甘い桃「なつっこ」について、詳しくご紹介します。
なつっこの魅力〜あかつきと川中島白桃のかけあわせ〜
なつっこは2000年(平成12年)に品種登録された、白桃の一種です。
長野県の果樹試験場で「川中島白桃」と「あかつき」から生まれました。
それぞれの良い特徴を受け継いだなつっこは、一玉当たり300～350gで川中島白桃のように大玉の品種。
酸味が少なく甘みたっぷりで硬めの果実は、緻密で締まった食感でありながら、あかつきのように口の中でほろりととろけます。
同じ白桃の中でも特に色付きの良い品種なので、ピンク色の鮮やかな果皮は見た目にも鮮やか。
白桃の中では比較的日持ちの良い品種ですので、ギフトにもおすすめの品種となっています。
主な生産地
2019年(令和元年)の統計によると、なつっこの生産ランキング1位は山梨県。
次いでCOCORO FARMがある長野県、和歌山県、新潟県となっています。
あかつきや白鳳に比べるとあまり知られていないかもしれませんが、実は栽培面積ではトップシェアのあかつき、白鳳、川中島白桃、日川白鳳に次いで5位にランクインしています。
なつっこの旬
果物や野菜は、収穫時期によって「早生品種（わせひんしゅ）」「中生品種（なかてひんしゅ）」「晩生品種（おくてひんしゅ）」に分けられています。
なつっこは中生品種で、桃シーズンの中でちょうど中間ごろの8月中旬から8月下旬、お盆が終わったころに旬を迎えます。
美味しいなつっこの選び方と保存方法
美味しいなつっこを選ぶためには、いくつかポイントを押さえておきましょう。
- 全体に産毛が生えているか
なつっこは産毛が多い品種です。
産毛は虫や雨、乾燥など、成長を妨げるものから身を守るために生えています。
全体にしっかりと産毛が生えているものを選びましょう。 - 扁円形で割れ目が浅く、左右均等になっているか
なつっこは上から少し押されたような扁円形をしています。
割れ目が深過ぎず、割れ目を中心として左右が均等に膨らんでいれば、しっかり育った証です。 - 全体が紅色に色付いているか
なつっこは太陽の光を浴びると、しっかりと色付く品種です。
きれいに色付いた皮は太陽をたくさん浴びた証なので、チェックしておきましょう。 - 桃全体から甘い匂いが漂っているか
店頭に陳列されている段階から甘い匂いが漂うなつっこは、食べごろを迎えているサイン！
購入後すぐに食べたい場合、匂いをしっかりチェックしましょう。
食べたいタイミングまで時間がある場合は、上の条件をクリアしつつ、ふんわりと香る程度のものを選択するのがおすすめです。
直接手で触れなくても、以上の4つのポイントを押さえておけば美味しいなつっこを選ぶことが可能です。
桃は傷みやすいフルーツなので、選ぶ際に手で持ったり指でつついたりするのはやめましょう。
なつっこの上手な保存方法
桃はとてもデリケートな果物です。
保存方法に注意して、美味しく召し上がってください。
まずは、なつっこを一玉ずつ新聞紙やキッチンペーパーなどで包みます。
こうすることで乾燥を防ぎ、より良い状態を保つことができます。
その後、常温の冷暗所にて保管してください。
なつっこは硬い桃ですが、完熟を迎えると柔らかくなります。
購入時点で柔らかく、すでに完熟を迎えているものは、同じく包んで冷蔵庫へ入れてください。
この時、どちらの場合も桃同士が重ならないよう、並べて保管しましょう。
重ねて保管したり、隣り合わせで保存したりすると、その部分から傷んでいきます。
積み重ねてしまうと桃自身の重さであっという間に傷む可能性があるので、ご注意ください。
白鳳やあかつきとの違いは？
なつっこは白鳳やあかつきと同じ白桃ですが、どんな違いがあるかご存じですか？
白鳳やあかつきとの違いをいくつかご紹介します。
- サイズ
なつっこは他の2つに比べ、大玉の品種。
白鳳やあかつきが250～300gなのに対し、300～350g程のサイズになります。 - 収穫時期
なつっこのシーズンは少し遅く、お盆を終えたころ。
白鳳やあかつきは7月下旬～8月上旬ごろがメインなので、ちょうど入れ替わりに旬を迎えます。 - 糖度
白鳳やあかつきの平均的な糖度が13度ほどに対し、なつっこは14～17度と高め！
大体11度の糖度があれば十分甘いとされていますが、なつっこはその中でもより甘い品種です。 - 表皮
白鳳やあかつきの皮は実からはがれやすいのに対し、なつっこの皮は実にくっついて剥きにくいのも特徴です。 - 果肉の硬さ
他の2品種に比べると、なつっこの果肉は硬め。
しっかりとした食べ応えを楽しむなら、おすすめともいえるでしょう。
なつっこの美味しい食べ方
なつっこを美味しく食べる方法で最もおすすめなのが、生食。
産毛が多い品種ですので、しっかりと表面を洗ってください。
ボウルに水を張って、その中で撫でるように洗うと落としやすいです。
冷蔵庫へは召し上がる1時間ほど前に入れて、食べやすくカットしてお召し上がりください。
なつっこを始め、桃は冷やし過ぎると甘さを感じにくくなったり、食感が劣化したりする「低温障害」を起こしやすい果物です。
冷やし過ぎには注意しましょう。
また、なつっこは皮が剥きにくい品種ですので、皮を剥く際は湯剥きがおすすめです。
皮が薄いため産毛を取れば皮付きで食べることもできます。
硬めの果肉を活かして、スイーツのトッピングとしても活用できます。
ピンクの皮がとても可愛らしいので、色味を活かしたスイーツや、皮を乾燥させてフレーバーティーにしても美味しそうです。
なつっこのお届け時期はお盆を過ぎてから。COCORO FARMは農家直送でお届けします！
COCORO FARMでは早朝4時から農園で収穫した新鮮で美味しいなつっこを、インターネット通販にて皆様の元へお届けしています。
収穫したなつっこはすぐにセンサーを使って糖度を測り、等級に分けて手早く箱詰め。
早い時は注文のあったその日のうちにお客様の元へ向けて発送することも。
2022年のなつっこは、7月現在予約販売を行っております。
予約販売や発送には期間がありますので、詳しくは以下をご覧ください。
販売期間：現在～8/5
発送期間：8/15～8/25
送料：1,100円です。
※沖縄につきましては大変申し訳ありませんが、「なつっこ」の注文を承っておりません。
あらかじめご了承ください。
桃 なつっこ 特秀5kg（11〜14玉）
COCORO FARMの農場で収穫したなつっこを、光センサーで糖度別に分類。
確かな糖度を持つものだけを集め、その中から農家の目で形、色などを見極めたものだけを特秀品として販売しています。
大勢で召し上がったり、分け合ったりにおすすめの約5kgサイズ。
是非皆さんでお楽しみください。
桃 なつっこ 特秀3kg（7〜9玉）
熟練の目で選別された特秀品は、高品質で贈答品にも最適な一品です。
約3kgサイズはギフトにもちょうど良い大きさ。
大切な方に向けて、COCORO FARMから産地直送でお届けいたします。
桃 なつっこ 秀3kg（10〜12玉）
形や色、食味については贈答品向けの基準を満たしていて、品質は良いものの、特秀品に比べると一玉当たりのサイズが小さな秀品。
特秀品よりもお手頃な価格でご用意いたしました。
ご家族で楽しくお召し上がりいただくのに最適な商品です。
長野県産の新鮮フルーツは、COCORO FARMのオンラインストアで！
COCORO FARMのオンラインストアでは、なつっこを始めとする桃の他、りんごやぶどう、梨といった、様々な季節にお楽しみいただける新鮮な果物をご用意しています。
いずれも生育状況に応じて、配送時期が限定されている商品です。
生のフルーツの他にも、市田柿などの関連加工商品もご用意しています。
詳しくは以下より商品ページをご覧ください。
また、当サイトよりインターネットショッピングをご利用の際は、ご利用ガイドをご一読ください。
通販ご利用の際に必要な情報を合わせて掲載しております。
皆様のご注文を心よりお待ちしております。