桃は皮ごと食べられる!?皮に含まれる栄養やまるごと食べる時の注意点も紹介
皆さんは桃を食べる時、どうやって食べていますか?
皮を剥いてからカットする、くし切りにして皮を剥くなど、皮を剥いて食べる方が多いかもしれません。
実は、桃は種類によって皮付きのまま食べられるのです。
今回は、桃の皮に詰まった栄養や、皮ごと食べられるジューシーな桃の選び方についてご紹介します。
桃はまるごと食べてOK!皮に含まれる栄養素と嬉しい効果
桃を皮ごと食べて欲しい一番の理由は、果実になく皮だけに含まれる栄養もまるごと摂取できるからです。
桃の果皮は可食部分で、体に嬉しい成分も多く含まれています。
代表的な成分は「カテキン」です。
日本茶に多く含まれることで知られているカテキンは、高い抗菌・殺菌作用と抗酸化作用を持つ優れもの。
抗菌や殺菌効果で、体を健康に保つ手助けをしてくれます。
抗酸化作用はその名の通り、体の酸化を予防してくれる成分です。
酸素は、私たちが体を動かすのに必要不可欠な成分ですが、それと同時に体の中に「活性酸素」と呼ばれる成分を作り出してしまいます。
過剰な活性酸素は、老化や病気を引き起こす原因になると言われています。
カテキンは、この活性酸素の生成を抑える働きをし、体を生き生きと元気にするサポートをしてくれるのです。
桃の皮には他にも、ビタミンEやナイアシンといった栄養素が含まれています。
ビタミンEはカテキン同様、抗酸化作用を持つ栄養素です。
活性酸素の生成を防ぐだけでなく、血液中の悪玉コレステロールの酸化を防ぐことで、動脈硬化や血栓といった病気を予防します。
ナイアシンは水溶性ビタミンの一種で、エネルギーを作り出すサポートや、糖質・脂質・タンパク質、そしてアルコールの代謝を助ける役目も担う成分です。
さらには精神的安定に欠かせないセロトニンを作り出す上でも欠かせない栄養で、体と心どちらにとっても大切な栄養と言えます。
果皮と果肉の間にも注目
桃の果皮と果肉の間には、水溶性の食物繊維「ペクチン」が豊富に含まれています。
ペクチンは便通改善に役立つので、是非とも摂取していただきたい成分です。
栄養価以外にも、皮と身の間には甘みや濃厚な味わいがたっぷりと含まれています。
皮を剥いてしまうと味わえない甘みも、桃農家としては楽しんでいただきたいポイントです。
桃を皮ごと食べる時は無農薬の桃を選ぼう
まるごと食べることで栄養をたっぷり摂取できる桃ですが、購入時には注意が必要です。
桃は栽培過程で虫が付きやすく、皮に傷ができたり果肉に穴が空いたりと被害が生じます。
そういった被害を防ぐために、農薬が使われているケースがほとんどです。
皮ごと食べるのであれば、無農薬栽培の果実を選ぶか、食べる前にしっかり洗い流すことを心がけましょう。
流水で洗っても農薬が残留している場合もありますので、可能であれば無農薬栽培の桃を選ぶのがおすすめです。
桃をまるごと食べる時は産毛に注意!
桃をまるごと食べる時に注意しておきたいポイントがもう1つあります。
それは、産毛の処理です。
桃の果皮には産毛がびっしりと生えています。
産毛は、桃の実を乾燥や傷から守るために必要なものなのですが、肌に触れるととてもチクチクするのです。
そのまま食べると口内がチクチクして舌触りが悪くなるので、食べる前には流水に当てながら表面を手でこすり、産毛を落としておきましょう。
特にアレルギー等がある場合、痒みを感じる原因にもなります。
安全面の観点からも、より念入りに洗い落とすことをおすすめします。
美味しい桃を見極めるコツは「色と形」
せっかく桃を皮ごといただくなら、より美味しい桃を選びたいものです。
ここからは、美味しい桃を選ぶ方法をご紹介します。
真上から形をチェック
一番にチェックしてほしいのが形です。
桃は横から眺めがちですが、大切なのは真上から見ること。
桃を真上から見た時に、割れ目を中心として左右対称に丸くふっくらとしているかを確認しましょう。
非対称だったりふくらみがいまいちだったりするものは、果肉にボリュームがありません。
手で触れなくてもチェックできるポイントですので、スーパーなど不特定多数の方が利用する場所でも活用できます。
果肉や果汁がぎっしりと詰まった桃を選ぶためにも、是非確認しておきましょう。
桃全体の果皮をチェック
続いては、桃の果皮の色をチェックしましょう。
あかつきや白鳳といった白桃のうち、無袋栽培のものは全体がピンク~赤色をした個体がおすすめです。
桃は太陽の光をしっかりと浴びると濃く色付き、果実も成長します。
色が濃ければ濃いほど、太陽の光を浴びてすくすくと成長した証です。
実は私自身、色があまりにも濃いものは傷んでいるのでは?と勘違いしていました。
桃の品種によっては黒に近いような赤に染まるものもあります。
品種の特徴を事前にチェックしておくと、より美味しい桃を選ぶことができますので試してみてください。
黄桃の場合も同じです。
黄色がより濃いものの方が、甘く実が詰まっています。
また、これは白桃・黄桃どちらにも言えることですが、完熟に近づくと桃全体から甘い香りが漂ってきます。
この甘い匂いが漂い始めると、我が家では子供たちがソワソワし始めます。
気持ちが思わず高まってしまうような、とても良い香りです。
すぐに食べず保存しておきたいなら、匂いが強すぎない物を選ぶと比較的長持ちしやすくなります。
色の他にも、桃から発せられる香りにも注目しておきましょう。
正しい見分け方に関する詳しい情報は、以下の関連記事でもご紹介中です。
当記事と合わせてご覧ください。
皮ごと食べられるCOCORO FARMの桃は5月から販売開始
私たちココロファームは、産地である長野県飯田市でたくさんのフルーツを栽培し、日本全国に向けて通信販売しています。
現在ココロファームのオンラインストアにて、白桃系の人気トップを争う「あかつき」「白鳳」、可愛らしい名前が印象的な「なつっこ」、黄桃系の「黄金桃」の販売予約を受付中です。
食べ切りサイズの少量入りや大切な人とシェアできる大容量といったサイズ違い、特秀・秀品といった規格違いなど、さまざまな商品をご用意していますので、皆さんのご要望に合った桃をお選びいただけます。
商品ごとに受注期間やお届け時期が異なりますので、詳しい情報はそれぞれの商品ページをご覧ください。
今回は、贈答品におすすめの「特秀」規格品へのリンクを4品種分、以下に一覧でまとめています。
皮まで栄養満点の桃を食べて暑い夏を元気に過ごそう
口に入れるとあふれる程の果汁と甘みが広がる、夏の果物・桃。
皮まで美味しくいただけるなんて、なんだか得した気分になりませんか?
よく洗って皮ごと食べるもよし、カットして食べるもよし、ヨーグルトや野菜サラダ等に添えたり、簡単お菓子レシピでアレンジしてもよし。
色々な食べ方で、旬の桃をたっぷりとお楽しみください。