桃コラム

2023.03.14

桃の食べ頃はいつ?美味しい桃の見分け方や剥き方を紹介します

桃の食べ頃はいつ?美味しい桃の見分け方や剥き方を紹介します

ピンク色の果皮とクリーム色の果実が魅力的な桃は、老若男女問わず知名度が高い果物です。
果物の中で桃が一番好きという人も多いのではないでしょうか。
滴るほどの果汁をたっぷり満喫するには、食べ頃の見極めが重要になってきます。
桃の食べ頃を見極める際は指で強く押してしまいがちですが、桃を傷めない方法で食べ頃をチェックできるのをご存じですか?
この記事では桃の美味しさを余すところなく楽しむために、知っておきたい見分け方や皮の剥き方について詳しく解説します。

桃は甘い香り&柔らかくなってきた時が食べ頃

桃は甘い香り&柔らかくなってきた時が食べ頃

スーパーや八百屋などの店頭で美味しい桃を探す時、どうやって見分けていますか?
「とにかくサイズが大きな桃を選ぶ」
「果皮がピンク色の個体を探す」
「大きな声で言えないが、ちょっと指でつついている」
このような方が多いのではないでしょうか。
桃はとても繊細なフルーツです。
少し力を入れて持ったり、桃同士が軽くぶつかり合ったりするだけで、変色や傷みが始まってしまうほど。
周知の事実ではありますが、購入前の桃を指で押してしまうと指の形に変色してしまいますのでやめましょう。

すでに購入済みの桃については、見極め方が簡単です。
まずは匂いをチェックしましょう。
果皮全体からふんわりと桃の甘くて良い香りが漂っていたら、食べ頃のサインです。

次は果肉の硬さをチェックします。
桃は、品種によって果肉の硬さが異なります。
完熟を迎えても比較的しっかりとした硬さが残る桃もありますが、目安としては軽く触れた時に皮の下が柔らかいと感じる程度が食べ頃です。
あくまでも優しく、そっと触れましょう。
力強く押してしまうとそこから変色し傷んでしまうので注意が必要です。

まだまだ香りが足りない、または果肉が硬い場合は、1個ずつ新聞紙でから風通しが良い冷暗所で保管し、追熟を続けましょう。
桃は冷蔵庫で保管するのではなく、常温で保管するのが基本です。
追熟の詳しい方法については、COCORO FARMホームページに掲載中の桃コラム内にて解説しています。
合わせてご確認ください。

桃を買う時は丸くて鮮やかな色のものを選ぼう

桃を買う時は丸くて鮮やかな色のものを選ぼう

ここからは実際に桃を購入する際、気を付けておきたい選び方のポイントを解説します。
先ほどお伝えした通り、購入前の桃を指で強く押すのはNG行為です。
指で押さなくても見た目で分かるチェックポイントを学んでいきましょう。

桃の形をチェック

まずは桃全体をしっかりと確認しましょう。
形は必ず押さえておきたいポイントの1つです。
桃を上から見た時に、左右均等にふっくらと膨らんでいるものがベスト。
果肉と果汁がたっぷり詰まった、良い桃の証です。

果皮の色をチェック

続いては果皮の色を確認します。
色ムラが少なく、全体的に鮮やかに発色したものがおすすめです。
ピンクよりも赤に近い方が甘いと言われています。
色の濃い果皮付近には、時々白い斑点模様が見えることもありますが、これは「果点」といって甘みが強い桃に表れやすい模様です。
このように果皮から得られる情報はたくさんあるので、目で見てチェックしておきましょう。

桃の剥き方:産毛を取ってからくし切りに

桃の剥き方:産毛を取ってからくし切りに

甘みが強くて美味しい桃ですが、扱いが難しい…と感じている方も少なくありません。
ここでは、桃の剥き方のコツをご紹介します。

まずは産毛を取ろう

「桃を手で触った後に顔をこすったらチクチクして痛くなった!」
そんな経験をしたことはありませんか?
桃の果皮には産毛が生えていて、触ると手に産毛が付きます。
そのため、カットする前にこの産毛をしっかりと落とす必要があるのです。

産毛は流水で簡単に落とすことせます。
桃の表面を手で優しくこすりながら、流水で洗っていきましょう。
チクチクとした手触りからツルツルとした手触りに変われば、産毛が取れたサインです。

柔らかい桃の剥き方

産毛を取ったら皮を剥いていきましょう。
まずは果肉が柔らかい桃の剥き方をご紹介します。
アボカドの剥き方をご存じであれば、同じようにして作業していくイメージです。

しっかりと洗った桃の割れ目に沿って、ぐるりと一周切れ目を入れていきます。
両手で果肉を持ち、ひねるようにして切れ目に沿って2つに分けましょう。
残った種は包丁やスプーンなどを使って取り外してください。
後はお好みの大きさにカットし、皮を剥いていきます。
皮を剥く際は、色の濃い場所から薄い場所に向かって優しく行いましょう。

硬い桃の剥き方

硬い桃の場合、果肉と種の結合が強いため実が剝がれにくいのが特徴です。
柔らかい桃と同じ剥き方をしても、上手く分割できません。
硬い桃の皮を剥く時は、まずは種に向かって垂直に切れ込みを入れていきましょう。
種に当たるまで切れ込みが入ったら、今度はその切れ込みに向かって「くし切り」になるよう2~3cm隣から新たに包丁を入れ、種に当たったら包丁でそぎ取るようにして実を切り離します。
後は同じ工程をぐるりと一周行ってください。
実の部分が切り取れたら、柔らかい桃と同じように皮を剥いていきましょう。

実が硬い桃は、丸かじりにも向いています。
硬い桃だからこそできる剥き方に、りんごのように丸ごと剥いていく方法があります。
包丁でもピーラーでもOK、やりやすい方法で剥いてみてください。
また、トマトのように湯剥きすることも可能です。
桃の果皮の色が濃い方に十字の切れ込みを入れたら、沸騰したお湯に入れ30秒ほど転がします。
引き上げてすぐに氷水に付け表面を冷やしたら、切れ込みを入れたところからスルリと皮を剥くことができます。
皮に果肉を残したくない場合におすすめのやり方です。

食べきれない桃は冷凍保存しよう

食べきれない桃は冷凍保存しよう

常温保存が基本の桃ですが、熟した状態であれば冷凍保存も可能です。
必要に応じて追熟し、食べきれない桃は冷凍保存しておきましょう。

丸ごと冷凍する場合

桃を丸ごと冷凍する場合は、水洗いして産毛を落とします。
その後キッチンペーパーでしっかりと水気をふき取り、ラップで包んで密閉袋へ。
その状態のまま冷凍してください。
桃は冷凍すると皮が剥きやすくなります。
食べる時は直前に冷凍庫から取り出し、凍ったまま皮を剥いて、そのまま、または半解凍してお召し上がりください。
全解凍してしまうと桃から水分が出て食感や果汁が損なわれてしまうので、注意しましょう。

カットして冷凍する場合

カットして冷凍する場合は、先に皮を剥いておきます。
お好みのサイズに切ったら、変色予防のレモン果汁をまぶしましょう。
その後桃をラップの上に重ならないよう並べて包み、密閉袋に入れて冷凍庫へ。
変色防止には塩水でもOKですが、どうしても塩の味が移ってしまいます。
もし塩水を使うなら、スムージーやジャム、コンポート等の料理に使うのがおすすめです。
どのレシピも簡単なので、是非検索してみてください。

いずれの場合も、保存期間の目安は1ヶ月です。
密閉袋に冷凍した日付を記入して、なるべく目安期間内にお召し上がりください。

糖度が高くてジューシーな桃ならCOCORO FARMで!販売は5月から

糖度が高くてジューシーな桃ならCOCORO FARMで!販売は5月から

豊かな自然とみずみずしい野菜やフルーツで知られている南信州。
私たちCOCORO FARMは、そんな南信州にある長野県飯田市で春夏秋冬を彩るさまざまなフルーツを栽培、そして農家直送で販売しています。
今回保存方法をご紹介してきた桃も、もちろん販売予定です。

しっかりとした果肉が人気の「あかつき」

糖度が高い上に酸味は少なく、硬めの果肉にあふれる果汁が人気の品種「あかつき」。
COCORO FARMでも2023年度の販売を予定しています。
現在は愛情をたっぷり込めて、大切に栽培している最中です。
販売時期は5月頃を予定していますが、詳細な時期は未定となっています。
詳しい販売時期が決定しましたら、当ホームページ内あかつき販売ページにてご案内しますので、今しばらくお待ちください。
皆さんに美味しいあかつきをお届けできる日を楽しみにしています。

その他品種について

COCORO FARMでは例年、あかつきの他にも黄金桃や川中島白桃、白鳳といった多くの人気ブランド桃を販売しています。
本年度につきましては、販売品種一覧がまだ決まっておりません。
決定次第、こちらも桃一覧ページにてご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。

COCORO FARMの桃は届いた時が食べ頃

COCORO FARMの桃は届いた時が食べ頃

COCORO FARMでは、甘くて瑞々しい桃をネット通販にて全国にお届け。
食べ頃の状態で収穫し皆さんの元へ発送するので追熟不要。到着後すぐにお楽しみいただけます。
到着後は1個ずつ包んで保存の上、1週間を目安にお早めにお召し上がりください。
「熟練の目で完熟を見極めたフレッシュな桃の、最大限の美味しさを堪能してほしい」
これが私たち農家の心からの願いです。
今年の夏は、今回ご紹介してきた桃の保存方法をしっかりと守って、旬の桃を召し上がってみませんか?
皆さんのお手元にお届けできる日を楽しみに、COCORO FARMでは今後も愛情たっぷりに、手間暇かけて桃の栽培を続けていきます。
販売開始までいましばらくお待ちください。