桃の離乳食はいつから食べさせられる?初期・中期・後期別におすすめレシピを紹介
今が旬の桃は甘くて果汁たっぷり、ビタミンやミネラルも豊富に含まれる果物です。
旬を感じる果物は家族みんなで味わいたいものですが、赤ちゃんがいるご家庭では注意が必要なことをご存じですか?
今回の記事では、安全かつ美味しく桃を食べるために知っておくべき関連情報や、食べさせ方について特集します。
気をつけるべきことを知って、家族全員で新鮮な桃を味わいましょう。
桃は離乳食初期からOK!果汁やペーストからスタートさせよう
赤ちゃんは生後5ヶ月頃になると、家族がご飯を食べる姿に興味を示すようになります。
モグモグとお口を動かすようになったら、離乳食開始のサインです。
柔らかく煮てトロトロのペースト状にすり潰した食材を、小さじ1杯ほどの少量から食べさせることができます。
離乳食は手作りするのが大変という先入観から、気が重くなる人も少なくありません。
しかし、最近では離乳食初期から食べられるベビーフードも豊富にあって、気軽にトライできるようになりました。
食材や調理法は月齢や個人差によって変わりますが、桃は離乳食初期から試すことが可能です。
離乳食は月齢別に目安が決まっている
離乳食は月齢に応じて初期、中期、後期、完了期とカテゴリ分けされています。
こども家庭庁ホームページ上で監修・公開されている区分をチェックしていきましょう。
- 離乳食初期…生後5~6ヶ月頃
- 離乳食中期…生後7~8ヶ月頃
- 離乳食後期…生後9~10ヶ月頃
- 離乳食完了期…生後12~18ヶ月(1歳~1歳半)頃
赤ちゃんの成長は個人差が大きいため、目安の区間から外れることはよくあります。
あくまで目安の期間であること、赤ちゃんが成長曲線に沿ってスクスクと成長しているのであれば問題ないことを忘れないでください。
初めての桃離乳食はアレルギーに気をつけて
離乳食を進めるうえで重要なポイントは「初めての食材は、午前中に少量から与える」ということ。
食材の中にはアレルギーの原因物質を含むものがあります。
もし赤ちゃんにアレルギーがある場合、食べた直後~数時間後にアレルギー症状が現れます。
一度にたくさん食べて重い症状がでないよう、また何か異常があったら病院を受診できるように、午前中に食べさせることを意識してください。
食品には「食物アレルギー表示対象品目」というものがあります。
これはアレルギーを起こす可能性がある食材のことで、食品表示法で販売食品のパッケージへの表示義務(努力)が課されているのです。
対象品目は全部で28あり、そのうちの8品目が「特定原材料」と呼ばれ表示義務、20品目が「特定原材料に準ずるもの」と呼ばれ表示が推奨されています。
桃は「特定原材料に準ずるもの」の1つで、初めて与える際は注意が必要です。
食物アレルギー表示対象品目 | 食品一覧 |
---|---|
特定原材料 | えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ) |
特定原材料に準ずるもの | アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン |
大人の感覚だと、フルーツは手軽に生のまま食べることが多いと思います。
しかし表示対象品目には、桃以外にもオレンジやキウイフルーツ、バナナ、りんごと身近なフルーツが多く含まれています。
初めての食品を離乳食として与える際は、専門家が監修する離乳食のガイドラインをチェックのうえ、以下の注意点に気をつけましょう。
- 食べさせてよい月齢かどうかを確認する
- 調理器具や自身の手は清潔を保つ
- 初めは加熱してから与える
また、桃の缶詰を離乳食として食べさせるのはNGです。
桃の缶詰は保存性を高めるために、砂糖入りシロップで煮ています。
離乳食や幼児食の時期は過度な調味料は不要です。
離乳食にはシロップ漬けの桃ではなく、新鮮な生の桃を使用しましょう。
【離乳食初期】初めてでも食べやすい!桃レシピ
ここからは桃を使った離乳食の簡単レシピを紹介します。
まずは「ごっくん期」とも呼ばれる初期にぴったりなレシピから解説していきましょう。
この時期は名前の通り、食材をごっくんと飲みこむ練習がメインとなります。
桃のピューレ
【材料】
- 桃…1個
- 水…適量(レシピ中で解説します)
【作り方】
- 桃の果皮を手で撫でるようにしながら、流水でしっかりと洗い産毛を落とす
- キッチンペーパーで桃を拭いて、果皮と種を取り除いてざっくりと切り分ける
- 鍋に桃を入れたらかぶるくらいの水を注ぎ入れ、火にかけて柔らかくなるまで煮る
- ミキサーやブレンダーを使って滑らかになるまですり潰す
桃の表面には細かな産毛が生えているので、混入しないようしっかりと落としておきましょう。
柔らかさは、スプーンで押したら崩れるくらいが目安です。
ミキサー類がなければ、目の細かいざるを使って裏ごししても大丈夫。
一度に使うのは小さじ1程なので、残りは製氷皿などを使って小分けにし冷凍しておくと後で使いやすく便利です。
食べるときは電子レンジを使って解凍してください。
解凍後、食べさせる際は常温程度まで冷めていることを必ず確認しましょう。
母乳やミルクのほうが好きな子ども向けには、お好みで粉ミルクをプラスしても美味しく食べてくれますよ。
【離乳食中期】食感を楽しめる桃レシピ
続いては離乳食中期にトライしたいレシピを紹介します。
「モグモグ期」と呼ばれる中期は、柔らかい食べ物を咀嚼することを覚える時期です。
他の果物や野菜などの食材と組み合わせて、食べる練習をサポートしていきましょう。
桃とバナナのミルク煮
【材料】
- 桃…1/2個
- バナナ…1/2本
- 粉ミルク(調乳済み)…適量
- 水溶き片栗粉…適量
【作り方】
- 桃は産毛を流水でよく洗い流してから、皮と種を取り除いておく
- 桃とバナナを2~3mm程を目安に細かく刻む
- 小鍋にカット済みの桃・バナナを入れ、調乳済みの粉ミルクをかぶる程度注ぎ、火にかける
- 絹ごし豆腐くらいの柔らかさになったら、火を止めて水溶き片栗粉を適量加え、とろみがつくまで再度火にかける
牛乳アレルギーがないことを確認していれば、粉ミルクの代わりに牛乳を使用してOKです。
片栗粉は様子を見ながら少しずつ加えてください。
果物のやさしい甘みを感じられるレシピです。
食事の初めに与えてしまうとおかゆ等他の物を嫌がることがあるため、デザートとして使用するのがおすすめです。
バナナの他にも、さつまいもやトマトといった食材との相性も良いので、ぜひ試してみてください。
【離乳食後期】赤ちゃんが喜ぶ桃レシピ
最後は「カミカミ期」と呼ばれる離乳食後期のレシピです。
前歯で食べ物を噛みきったり、歯茎を使って噛んだりする月齢を迎えるため、食感を感じられる料理方法にするのがポイント。
食べ物を消化することに慣れてくる時期でもあるので、生のまま桃を使ってOKです。
桃とヨーグルトのサンドイッチ
【材料】
- 桃…1/8個
- ヨーグルト…大さじ2~3
- 食パン(8枚切り、またはサンドイッチ用)…2枚
【作り方】
- ヨーグルトはコーヒーフィルターや小さいざるを使って、あらかじめ水切りしておく
- 桃は産毛をしっかり洗い流してよく拭き、皮と種を取り除いて薄いくし切りにする
- 食パンに水切りヨーグルトを塗り、桃をのせてサンドする
- 手づかみしやすいよう縦4等分、横2等分程にカットする
桃をジャムとして活用するレシピです。
桃自体が甘いため、ヨーグルトは無糖のものをセレクトしましょう。
ヨーグルトの代わりにクリームチーズを使っても美味しいですよ。
細かくカットするとそのまま飲みこんでしまうこともあるので、あえて細長く切って赤ちゃんに渡すのが、安心かつ食べやすくするコツです。
自分で食べたいという気持ちが強くなる時期でもあるので、簡単に食べられるようパパやママが調理過程で工夫してあげてください。
離乳食に使う桃は甘くて美味しいものを
赤ちゃんの離乳食は、素材そのままの味を知ってもらうために調味料を使用しなかったり、使ってもごくごく少量程度がほとんどです。
そのため、使用する食材にはこだわりたいもの。
ココロファームの桃は、フルーツ王国として知られる長野県で太陽をたっぷりと浴びて育ちました。
すくすくと大く育ちながら、昼夜の寒暖差によって実の中に甘みをたっぷりと蓄えています。
桃本来のやさしい甘みや果汁は、まさに離乳食にぴったり。
ココロファームの公式サイトにあるオンラインストアより、美味しい桃の通販がご利用いただけます。
今回は販売中の桃の中から「なつっこ」という品種の特秀品をピックアップしました。
夏ギフトや、帰省先への贈り物としても人気の高い品物です。
商品価格や配送料、ギフト対応といった商品情報につきましては、以下に掲載する商品リンクよりページ内をご覧ください。
離乳食の桃ならCOCORO FARM
今回ご紹介したなつっこは、長野県生まれのブランド桃です。
赤ちゃんが食べる初めての桃にふさわしく、酸味が少なくて甘みが強く、果汁もたっぷり入っています。
ぜひご家族皆さんで、旬を迎えたジューシーな桃をたっぷりとお楽しみください。