農家直伝!甘くて美味しい桃の選び方や通販で買える品種を紹介

ピンク、白、黄色など、桃は果皮の色にも豊かなバリエーションがあります。
見た目にも美しく、食卓を彩ってくれる桃。
実は、非常に多くの品種があることをご存じですか?
今回は桃の品種や選び方について、知っておきたいお役立ち情報を徹底解説します。
桃を選ぶ前に知っておきたい基礎知識

まずは桃について知っておくべき基本の知識を紹介します。
桃のシーズンは主に6月から10月までで、中でも7月・8月がシーズンのピーク期です。
6月~7月前半頃に収穫期を迎える品種を「早生品種」、7月後半頃~8月に収穫期を迎える品種を「中生品種」、9月~10月に収穫期を迎える品種を「晩生品種」と呼んでいます。
桃は水分含有量が多く非常にデリケートで、ほんのわずかな衝撃でも変色や傷みが進んでしまい、腐食の原因となってしまう果物です。
一般的に早生品種ほど果肉が柔らかく、晩生品種に近づくほど固くなるといわれていますが、見た目だけでは判断が付きません。
見た目で、大きい、柔らかそう、と判断しても、いざ食べてみると想像と違う味だったり、自分が好きな食感ではなかった…ということがあります。
切ってみるまで果肉の状態がわからず、外見だけで選ぶのが難しいフルーツでもあります。
では、良くある失敗例をチェックしてみましょう。
- 固すぎる
- 柔らかすぎる
- 香りがない
これらが原因で、せっかく購入したのにがっかり…と残念な思いをした人も多いのではないでしょうか。
農家直伝!美味しい桃の選び方

実際に切らずとも、美味しい桃かどうかを判断するための基準はいくつかあります。
ここからは、桃農家が実践している「甘くて美味しい桃」の見分け方のコツを解説していきます。
横長の楕円の桃を選ぶ
まずは形をチェックします。
桃には縫合線と呼ばれる割れ目がありますが、この割れ目を中心として左右対称に楕円形に膨らんでいる桃を選びましょう。
バランス良く丸みを帯びて膨らんでいる桃は、日照条件に恵まれて育った証です。
実がふっくらと大きく、果汁もたっぷり詰まっています。
逆に日当たりが偏っていると、左右のバランスが悪い桃に育つのです。
形のバランスが良いというのは、見た目だけでなく、美味しい桃を見分ける基準になります。
お尻が白い桃を選ぶ
続いては果皮の色に注目します。
桃の縫合線をたどって、ヘタが付いていたお尻の部分を確認してください。
未熟な桃は、基本的にお尻周辺が緑色に色づいています。
成熟とともにだんだんと白く変化していくため、熟した桃をすぐ食べたいならお尻周辺が白色かどうかをチェックしましょう。
色の濃い桃を選ぶ
果皮の色についても、桃を見分ける判断基準となります。
果実全体の果皮を目視して、全体が鮮やかで色濃くなっているものを選びましょう。
桃がたっぷりと太陽の光を浴びて育つと、白桃でも黄桃でも色が濃くなります。
もちろん、袋掛けして育つような品種の場合、直射日光が当たらないため色濃くはなりません。
品種によってこの条件が当てはまらないケースもありますが、スーパーなどの店頭でよく見かける品種に関しては、色の濃さが十分判断基準になることを覚えておきましょう。
白い斑点がある桃を選ぶ
果皮に注目するポイントが、もうひとつあります。
果皮全体を見てみると、白く斑点がついていることがありませんか?
一見すると色ムラに見えますが、実はこの斑点は糖度が高い桃を表す重要なサインなのです。
桃は糖度が高くなると表面の薄皮に小さな亀裂が生じます。
この亀裂は白い斑点の正体で「果点」と呼ばれるものです。
今すぐ甘い桃が食べたい!という場合、果皮をしっかりと目視して果点があるものを選択するのがおすすめです。
重量感のある桃を選ぶ
手に持ったときの重さも重要です。
ずっしりと重みを感じるような重量感のある桃は、実がしっかり詰まった美味しい桃の可能性が高まります。
果汁が少ない桃は、手に持ったときに軽く感じるのです。
桃は、果肉がぎゅっと詰まった緻密でジューシーなものが美味しいので、可能な限り確認することをおすすめします。
ただし桃はデリケートなので、重量感を確認するためにみだりに触ると傷んでしまうことがあります。
売り物の桃には不用意に触れず、ほかの判断方法で見極めたうえで最終的な判断要素として、重さを確認するのがおすすめです。
甘い香りがする桃を選ぶ
香りもチェックしましょう。
手に取らなくても近くにいるだけで甘い香りが漂ってくる場合、完熟期を迎えたサインです。
食欲をそそるような濃厚な香りがする桃を選ぶと、美味しい桃を楽しめます。
桃が美味しくなるタイミングは品種によって異なる

桃のシーズンは6月~10月と4ヶ月にも渡りますが、実際は産地や各品種ごとに1ヶ月前後の期間で入れ替わりながら、シーズンが続いていきます。
代表的な品種がシーズンを迎える順番を、上の表を参考にしながらチェックしてみましょう。
【白桃】日川白鳳
主に山梨県の農園で生産されている日川白鳳は、早生品種のひとつです。
6月下旬から7月下旬にかけて店頭に出回ります。
柔らかい果肉には酸味がやや少なく、なめらかな舌触りが特徴的です。
【白桃】清水白桃
主な生産地は岡山県で、こちらも早生品種の一種です。
7月下旬から8月上旬にかけて出回る桃で、有袋栽培による美しいクリーム色の果皮を持っています。
上品な味わいで人気ですが、桃の中でも特に繊細な品種なので、指圧による変色が起きやすく注意が必要です。
【白桃】白鳳
主に山梨県で生産される白鳳は、日本で一番有名で生産量がとても多い品種として知られています。
7月中旬から8月上旬にかけて旬を迎えるため、お中元の定番としても人気が高い品種です。
まるでジュースのようなあふれるほどの甘い果汁と酸味のバランスがちょうど良い桃となっています。
【白桃】あかつき
福島県を中心にたくさん生産されている人気品種です。
シーズンは8月上旬から8月下旬にかけてで、こちらもお中元に人気の品種となっています。
先に挙げた品種と比べるとぎゅっと詰まった果肉が特徴的で、うまく保存すれば比較的日持ちに優れた品種です。
【白桃】なつっこ
山梨県や長野県を中心に栽培が行われている品種です。
8月中旬から8月下旬にかけて旬を迎えるなつっこは、甘みが強く、独特の歯ごたえが魅力です。
果皮が赤色に染まりやすい品種で、その見た目は店頭でもひときわ目を引きます。
【白桃】川中島白桃
山梨県、山形県、長野県を中心に収穫される品種が川中島白桃です。
平均サイズが300~350gと大玉で、果肉は固めで食感が良く食べ応えが抜群の桃となっています。
旬の時期は8月中旬から9月中旬までで、まだまだ暑い日本の残暑にぴったりです。
【黄桃】黄金桃
黄桃は白桃と比べシーズンを迎えるのが少し遅めです。
黄金桃は黄桃系の中では出回りが早く、8月中旬から9月下旬に最盛期を迎えます。
マンゴーのような南国を思わせる甘い香りと、とろけるような食感が特徴的な品種です。
【黄桃】黄貴妃
夏の疲れが体に出てくる9月上旬から9月下旬にかけて旬を迎えます。
黄金桃よりもやや硬めの果肉が魅力的で、こちらも甘みが強く、口にいれると濃厚な香りも楽しめる、特徴的な品種となっています。
【黄桃】黄ららのきわみ
先に紹介した黄桃2種と比べ、爽やかな酸味が特徴的なのが黄ららのきわみです。
9月上旬から9月下旬にかけて旬を迎え、美しい黄色の果皮はもちろん、最大400g以上にもなる大きさが目を引く品種となっています。
見極め不要!食べ頃でお届けするCOCORO FARMの桃

ポイントを知っていても、美味しい桃を見分けるのは難しそう…そうお悩みの方には、COCORO FARMネット通販の利用がおすすめです。
COCORO FARMがある長野県は、豊かな自然と恵まれた気候により種類豊富な果物を生産できることから、フルーツ王国とも呼ばれています。
日照時間も長く、大きな寒暖差や降水量など、美味しく甘い桃を作るための豊かな環境条件がそろった長野県で、長年の栽培歴史で培った知識を使って育て上げたのがCOCORO FARMの桃です。
完熟直前まで木の上でしっかり育った高い品質の桃を、生産者が収穫後すぐに直送にて、全国の皆様にお届けします。
早生~中生品種の4種類を販売中
現在は、まもなく旬がスタートする以下の品種を主要商品として販売中です。
- 白鳳
- あかつき
- なつっこ
- 黄金桃
COCORO FARMでは 規格別に販売を行っています。
今回は、贈答用・自宅用どちらとしても人気の高い「特秀」規格品を紹介します。
スレやキズがなく、美しい色付きと形は、ギフトはもちろん贅沢な自宅時間を味わうのに最適です。
美しい見た目を楽しむなら、産毛をしっかり洗い落としたあと、皮付きのまま丸ごとそのまま大口を開けてかぶりつく食べ方もおすすめしています。
濃厚で甘い果汁がたっぷり、糖度保障こそついていないものの、農家熟練の目で糖度が高いものをセレクトしました。
販売個数には限りがありますので、お早めの注文をおすすめしています。
商品詳細についてはそれぞれ以下の商品リンク内より、直接販売情報をご覧ください。
美味しい桃の選び方をマスターしよう!

汗をかいて喉が渇くこの季節、果汁たっぷりな桃は水分・栄養補給としてもぴったりなフルーツです。
COCORO FARMの産地直送で新鮮な桃は毎年、お客様から甘くてジューシーとご好評いただいております。
農家のプロの目で完熟を見分けて収穫していますので、ご家庭での追熟不要ですぐに楽しめるのも魅力のひとつです。
この夏の食卓の一部に、取れたてで新鮮なお取り寄せの桃をぜひお試しください。