桃コラム

2023.03.03

美味しさキープ!桃の正しい保存方法と食べ方を解説します

美味しさキープ!桃の正しい保存方法と食べ方を解説します

皆さんはフルーツと言われるとどんな果物を思い浮かべますか?
いちごやりんご、ぶどうなどさまざまなフルーツがありますが、人気ランキング上位の定番と言えば「桃」もその内の1つです。
夏の時期に食べる生の桃や、より甘く仕上がった缶詰の桃。
桃には食物繊維、カリウムなどの栄養素がたっぷりと含まれ、腸内環境を整えたり疲労を回復させる効果があると言われています。
デザートはもちろん、風邪をひいたときのメニューとしても、私たちの食生活に比較的身近な果物ではないでしょうか?
この記事では、そんな桃について基本の保存方法や美味しい食べ方を解説します。
正しい保存方法を知って、より美味しい状態の桃をお召し上がりください。

桃は常温で保存するのが基本

桃は常温で保存するのが基本

果物の保存といえば「冷蔵庫」のイメージが強いかもしれませんが、実は桃の場合、常温保存が最適です。
桃はとってもデリケートなフルーツで、少し強く触っただけでもそこからすぐに傷み、日持ちが悪くなります。
冷蔵庫の中は乾燥していて、直接冷気が当たると果肉が乾燥しやすいため、冷蔵庫での保存はおすすめしません。
乾燥を防ぎ、桃を美味しく楽しむためにもひと手間かけてあげましょう。

まずは桃を1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んでください。
1個ずつ包むと桃同士が直接触れ合って傷んでしまうのと、果肉の乾燥を防げるため長持ちします。
包んだ桃は風通しの良い涼しい場所で常温保存するのが美味しく保存するコツです。
硬い桃はそのまま置いておくと追熟して柔らかく、より甘くなります。
桃の果皮部分に触れてみて、指で軽く押すと柔らかく感じるくらいまで保存しておくと、より美味しく召し上がれるのでおすすめです。

「食べ頃」をお届け!COCORO FARMの桃

COCORO FARMで例年販売している桃は、熟練の農家の目で食べ頃の桃だけをピックアップし、産地直送でお届けしています。
スーパーなどの小売販売では傷まないようにまだ硬い状態で収穫・出荷するため追熟をおすすめしていますが、ココロファームは産地直送で食べ頃を見極めて発送しているので、追熟不要です。
お届けは冷蔵便ですが、自宅に届きましたら常温の冷暗所で保管し、なるべく1週間以内を目安にお召し上がりください。

食べきれない量の桃は冷凍保存を

食べきれない量の桃は冷凍保存を

たくさんの桃が手元にあって食べきれない場合、熟した状態の桃は冷凍保存をおすすめします。
冷凍方法は2種類です。お好みの方法をお試しください。

1つ目は桃を丸ごと冷凍保存する方法です。
皮が付いたままの桃をよく洗い、水気をふき取りラップでしっかりと包みます。
その状態でジッパー付き袋に入れ、冷凍庫で冷凍してください。
皮は冷凍状態だと剥きやすいので、食べるタイミングで剥くのがおすすめです。

2つ目はくし切りにして冷凍保存する方法です。
桃は皮を剥きカットしたら、変色予防でレモン汁を振りかけて、ラップの上に重ならないように並べます。
空気を抜いてラップで包んだら、ジッパー付き袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
この状態なら1ヶ月間程保存することが可能です。

冷凍桃を解凍してそのまま召し上がる際、注意してほしいのが解凍時間です。
冷凍桃を解凍したい場合は、常温で30分程度置きましょう。
30分以上常温におくと桃は完全に解凍されますが、果肉の繊維質が壊れグズグズとした食感に変わってしまいます。
桃の水分も余分に排出されるので、ジューシーさや桃らしい味が損なわれる原因に。
そのため、完全解凍ではなく半解凍状態で食べるようにしてください。

冷凍桃は加工アレンジもおすすめ

桃は冷凍状態のままでも、シャーベットのように十分美味しくお召し上がりいただけます。
加工して召し上がるなら「桃スムージー」がおすすめです。
大人向けにさっぱりとした味がお好みなら、桃と水で。
朝食の1品として楽しむならヨーグルトや牛乳と一緒に、ブレンダーにかけるだけで完成します。
お好みではちみつや砂糖をプラスすればより甘くて美味しく仕上がるので、是非お試しください。

スムージーと合わせ、朝食の1品におすすめのアレンジをもう1つご紹介します。
冷凍桃を使った桃ジャムは、いろんな料理と組み合わせられる万能調味料です。
鍋に冷凍桃と砂糖を入れたら、桃の果肉が崩れるまで弱火でコトコト煮込むだけで簡単に桃ジャムが完成します。
トーストやパンケーキ、ヨーグルトなどに合わせてお召し上がりください。

桃を食べるときは直前に軽く冷やすのがおすすめ

桃を食べるときは直前に軽く冷やすのがおすすめ

常温保存が基本の桃ですが、冷たい桃が好きという人もいるでしょう。
桃を冷やすには氷水がおすすめ!
氷水を張ったボウルに桃を入れ、15分程漬けておくだけで十分冷えてくれます。
冷蔵庫で冷やしたい場合は、お召し上がりの1時間前くらいに入れるのがベストです。
いずれの方法でも、冷やし過ぎはNGなので注意しましょう。
桃は基本的に冷やしすぎると甘みを感じにくくなります。
美味しい状態を十分お楽しみいただくためにも、以上の注意事項に十分注意してください。

冷やしすぎると甘くなくなるわけ

桃は「低温障害」を起こすフルーツです。
低温障害は、低温下で長期間保存することで引き起こされる障害のことで、水分が抜けて果肉の質が低下し食感が変化したり、甘みが感じにくくなったりします。
低温障害は、桃が本来持っているはずの「美味しいポイント」が台無しになってしまう障害です。
この障害が起きるのを防ぐためにも、桃は基本的に常温保存し、食べる直前だけ冷やすことをおすすめしています。

COCORO FARMでは5月からジューシーな桃の販売を開始いたします

COCORO FARMでは5月からジューシーな桃の販売を開始いたします

COCORO FARMでは5月頃より順次桃の販売をスタートします。
2023年の販売品種や開始時期は未定ですが、販売情報が確定次第、当ホームページにてアナウンス予定です。
桃にはいろんな品種があります。
甘みと酸味のバランスが取れた「あかつき」や、黄金色の果皮が目を引く「黄金桃」、有名ブランド品種の「白鳳」など、品種によって特徴もさまざま。
寒暖差の激しい南信州・長野県で栽培されたCOCORO FARMの桃は、どれも甘くて美味しいと例年好評を頂いております。
本年はどの品種が販売されるのか、販売商品一覧につきましては情報解禁をお待ちください。

桃はみずみずしさをキープしたまま保存しよう!

桃はみずみずしさをキープしたまま保存しよう!

桃最大の魅力である「甘くてジューシー」を味わうためには、正しい保存方法を守ることが大切です。
今回ご紹介した保存方法で、桃を美味しいまま保存し、その魅力をたっぷりと味わってみてはいかがでしょうか?
桃の季節まであとわずか。
甘みたっぷりであふれんばかりの果汁が詰まった大きな桃を、今年も目いっぱいお楽しみください。