シャインマスカット人気の秘密!時期はいつ?旬やおすすめの食べ方、気になる栄養効果などを一気に紹介
毎年、注目を集めているシャインマスカット。ブドウの中でも特に人気が高い理由は一体、何故なのでしょうか。その理由とともに産地や食べ頃、保存方法から、気になる健康や美容への栄養効果についてもご紹介します。
シャインマスカットの産地と旬
シャインマスカットは長野、山梨、岡山、山形を中心に全国的に栽培されており、収穫時期は8月頃から10月頃まで。シャインマスカットの生産量がトップクラスの長野県では、9月中旬〜10月中旬が香りや甘みを最も強く感じられる旬の時期です。
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シャインマスカットの特徴
シャインマスカットの一番の特徴はなんといっても「種が無く皮もまるごと食べられる」ということです。果肉はしまっていて水分量が多く、皮は薄く、またブドウ特有の渋みもないため、皮ごと食べてもみずみずしくてさっぱりとした口当たりになります。爽やかなマスカット香が強く、熟されると香りが増してきます。シャインマスカットの糖度は約17度〜約22度で、皮の色が黄色に近ければ甘く、逆に黄緑に近ければあっさりとした味わいのものという見分け方もあります。
シャインマスカットのカロリー
シャインマスカットのカロリーは、1粒8〜10gあたり5〜6kcalと果物の中では比較的高いほうですが、後述する栄養素やまたGI値も低いことから(GI値:食後血糖値の上昇度を表す数値)太りにくい果物だと言えます。しかし、1房では約300kcalですので、美味しくて皮ごと手軽に食べられるという点から食べ過ぎには気を付けなければいけません。
シャインマスカットに含まれる栄養素
シャインマスカットは美味しいだけではなく、健康や美容に良いさまざまな栄養素が含まれています。ここでは代表的な栄養素をピックアップしてご紹介します。
・ブドウ糖
脳の唯一のエネルギー源となるブドウ糖は、身体にとって必要不可欠の重要な栄養素です。吸収がとても良いため素早くエネルギーとなり脳の活性化や疲労回復に繋がります。ブドウ糖は葡萄の他の品種にも多く含まれています。
・ポリフェノール
シャインマスカットには、ポリフェノールが豊富に含まれます。ポリフェノールは強い抗酸化力を持ち、活性酸素などの身体にとって有害な物質を無害に変え、体の老化やサビ(酸化)を防ぐため動脈硬化やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病や美容にも良いと言われています。紫色をしたブドウのポリフェノールは「アントシアニン」ですが、マスカットの代表的なポリフェノールは「レスベラトロール」といい、このレスベラトロールには紫外線の影響によるメラニンの生成を抑えシミなどの肌トラブルを防ぎ、肌のターンオーバーを整える美容効果があり、近年では脂肪減少効果があることもわかってきました。
ブドウのポリフェノールは皮に多く含まれているので、皮ごと食べられるシャインマスカットはポリフェノールを効率よく摂取することができる素晴らしい品種です。
・ビタミンB1
ビタミンB1は、体内で糖質が代謝されるのを助けてくれます。炭水化物中心の食事や甘いものを食べ過ぎてしまった時には特に摂りたい栄養素です。また、筋トレやスポーツをされている方などの身体づくりにも欠かせません。
・ビタミンB6
ビタミンB6は、タンパク質や脂質が代謝されるのを助けてくれます。ビタミンB1と同様に食べ過ぎた時や身体づくりをしたい時におすすめです。また、皮膚や粘膜を維持したり神経機能を正常に働かせたりする効果もあり、免疫力の向上や精神状態の安定にもなります。
・食物繊維
シャインマスカットに含まれる食物繊維は水溶性のペクチンで、高い保水力や粘着性で便を柔らかくするので主に便秘がちな方に効果があります。また、腸内の善玉菌や腸内細菌を増やして腸内環境を整えてくれます。血中コレステロールを低下させ、食後の血糖値が急上昇するのを防いでくれるので生活習慣病の予防になります。健康や美容への効果が大きい栄養素です。
・カリウム
カリウムには、身体の細胞膜の水分量やpHを調節する働きがあります。塩分であるナトリウムを排泄する働きがあるため塩分を摂り過ぎた際に意識して摂ると浮腫の改善にもなります。ナトリウムは高血圧の大きな要因なので血圧を下げる働きもあります。
シャインマスカットおすすめの食べ方
・そのままの新鮮な状態で
シャインマスカットは皮ごと食べられるため、水でさっと洗っただけのフレッシュな状態が一番、味も栄養価も損なわずに美味しく食べることができます。フルーツに含まれる果糖は冷やすことで甘みが増す性質があるため、食べる2〜3時間前から冷蔵庫で冷やしておくとより良いです。ブドウは鮮度を保つために果皮表面に「ブルーム」という白い粉のようなものを分泌するため洗うタイミングは食べる直前がおすすめです。
・ゼリーにして食感の違いを楽しむ
サイダーにゼラチンを溶かしたものをシャインマスカットと一緒に容器に流し固めると、爽やかなゼリーになります。微炭酸が残るぷるぷるのゼリーと皮ごと食べられるシャインマスカットのパリパリ食感が絶妙です。
・焼かずに作るレアチーズケーキの飾りに
シャインマスカットを温めてしまうとせっかくの新鮮さが失われてしまうので、冷たいケーキの飾り付けにすると美味しく食べられます。レアチーズケーキは材料を混ぜて冷やし固めるだけなのでとても簡単にできます。シャインマスカットをそのまま、もしくは半分に切って均一に盛り付けたらシャインマスカットチーズケーキの完成です。
・サラダに加えてお洒落な前菜に
シャインマスカットを野菜と一緒に食べるときは、野菜も新鮮なものを選ぶことがポイントです。シャインマスカットの味を楽しむために、ドレッシングもシンプルにオリーブオイルと塩だけがおすすめ。
・冷凍してシャーベットのように
シャインマスカットは水分量も多く、冷凍するとシャーベットのような食感になります。冷凍する際は房からひと粒ずつ実を外して丁寧に洗い、密封ポリ袋やパック容器に入れておくと食べやすくなります。また、冷凍したシャインマスカットをスムージーにする等アレンジするのも良いでしょう。
シャインマスカットの保存方法
シャインマスカットは常温でも保存できますが、温度や湿度によって痛みやすいため常温では2〜3日で食べきらないといけません。皮が黄緑色から黄色に変化した頃が食べ頃なので、それまでは温度や湿度が低い冷暗所か冷蔵庫で保存をしましょう。冷暗所では3〜4日、冷蔵であれば3〜5日保存が可能です。
さらに長い間保存がしたい場合は、冷凍で2〜3週間。冷凍しても鮮度はほとんど変わりません。冷凍保存の場合のみ、しっかりと洗ってブルーム(果皮表面についている白い粉)を落とします。
上手に保存方法を選択して、シャインマスカットをできるだけ美味しい状態で長く味わいたいですね。
いかがでしたか?
シャインマスカットには魅力的な点が沢山あることがおわかりいただけたと思います。
人気の理由を改めてまとめると、
●種が無く皮ごと手軽に食べられる
●みずみずしくて爽やかな香り
●甘いがさっぱりとした口当たり
●健康や美容に良い栄養素が豊富
●アレンジが多様である
●長期保存しても鮮度が落ちない
皆さんも是非、旬のシャインマスカットを楽しんでくださいね。