長野県オリジナル品種のりんご「秋映」は甘みと酸味のバランスが自慢!

長野県オリジナル品種のりんご「秋映(あきばえ)」。
りんごは鮮やかな赤い色と思われていますが、この秋映は黒みがある深い色合いが特徴のひとつです。
長野で生まれ、産地もほとんどが長野県。
生産量も少なく旬が短いことからスーパーなどで見かけることは滅多にありませんが、秋映は間違いなく信州を代表するりんごのひとつです。

秋映(あきばえ)ってどんなりんご?

秋映は「千秋」と「つがる」を交配して作られた長野県オリジナルのりんごで、生産量も長野県が全国の90%を占めると言われています。
同じ長野県オリジナルの「シナノスイート」「シナノゴールド」と共に「長野県りんご三兄弟」と呼ばれていて、出荷時期が9月下旬から10月中旬と最も早いため「三兄弟の長男」にあたります。なんとこの「りんご三兄弟」という言葉は商標登録されているそうです!

秋映の特徴は3つ

「深みのある黒紅色」と「しっかりした歯ごたえ」、そして「滴るほどの果汁」にあります。
秋映の黒紅色は寒さと関係が深く、暖かい場所ではあの深みのある色を出すことができずに普通のりんごと同じ赤い色で出荷されていることもあるようです。寒い場所ほど色付きが良く、信州の気候にぴったりなりんごなのです。
大きさはやや小ぶりですが、見た目に反してずっしりとした重みがあります。果肉がみっしりと詰まっていると表現してもいいかもしれませんね。そのためりんごの中では硬めの食感となっています。しかし噛むたびに溢れ出す果汁にびっくりするかもしれません。硬いからパサついているのでは?と思われがちですが、実は果肉はたっぷりの果汁を抱え込んでいるのです。
甘みと酸味のバランスが絶妙で、滴る果汁。しっかりとした歯ごたえとジューシーさを同時に楽しめるりんごらしい美味しさを楽しめる、それが秋映というりんごです。

知れば楽しい秋映のルーツ

秋映のもとになった千秋とつがるですが、それらのりんごはどのようなりんごがもとになっているかご存じでしょうか。
千秋は日本を代表するりんご「ふじ」を品種改良したものです。現在は流通していない「東光(とうこう)」という香りと酸味に特徴のあるりんごを掛け合わせて作られており、果汁が多く深い赤色が特徴です。
つがるはアメリカ産の「ゴールデンデリシャス」とお菓子作りには欠かせない「紅玉」を掛け合わせて作られました。果汁が多く、甘みが強い一方で果肉は柔らかめです。8月下旬から9月中旬に収穫されるため、お店に並ぶのも比較的早い品種となっています。
この2つを交配して生まれた秋映は、両方から果汁の多さと深い色、甘みと酸味を受け継いだバランスのよいりんごになった、という訳です。

秋映を買うなら通販がおすすめ!

一般的な市場出荷では、りんごは卸売市場を通してスーパーなどに並びます。そのため食べ頃よりも早めに収穫されて出荷されることがほとんどです。調整はされるものの、必ず一番美味しい時期に手に入るとは限らないのが残念ですね。
その点、ココロファームでは完熟した食べ頃のりんごをプロである農家の方々が見極めて直送しています。糖度14度以上を保証していますので、秋映らしいジューシーさと甘みと酸味の絶妙なバランスをお楽しみいただけます!

ギフト商品には3玉入りの糖度保障14度をご用意。ご自宅用には3kg箱サイズ、約8~10玉入りでお届けいたします。
長野県で丁寧に栽培されたリンゴを農家さんが一番美味しい時を見極めて発送いたします。
じっくり育てるため、商品の発送は10月15日からです。
詳細はココロファーム公式サイトの秋映のページにてご確認ください!

りんごを美味しく保存するにはどうしたらいいの?

りんごは暖かいと傷みが早くなりまので、できるだけ涼しいところで保管するのがおすすめです。
秋映は比較的お届けの時期が早いので、気密性の高い住宅内では冷蔵庫で保存する方がいいでしょう。りんごから出るエチレンガスは他の野菜や果物の劣化を早くさせてしまうので、りんごのみを袋に入れて空気を抜き、口をしっかり閉じると安心です。
生ものですのでお早めにお召し上がりいただくのが理想ですが、どうしても保管時期が長くなる場合は新聞紙やキッチンペーパーでひとつずつ包んでから袋に入れた方が長持ちします。段ボール箱などのまま保管する場合も手間はかかりますが、紙で包み涼しい場所を選ぶと時間が経っても美味しさを保てます。

秋映の美味しい食べ方は?

秋映の美味しさを楽しむには、皮をむいてそのまま生で食べるのが一般的です。しかし、りんごの皮には食物繊維とポリフェノールが多く含まれています。良く洗って皮付きのままならより秋映の歯ごたえを感じることができます。
また、ジャムやコンポートにもぴったり。皮も一緒に煮詰めればきれいな赤い色を自然に付けることができるので、ぜひ一度試してみてください。赤いリンゴが入ったアップルパイもおすすめです。リンゴ自体が硬いので、焼きりんごなどにしても型崩れしません。

秋映は贈り物にもぴったり

りんごは贈り物にも良く用いられる果物です。ふじなどの有名どころは多いですが、「生産量が少ない」「旬が短い」「旬の季節が早い」という秋映は、その歯ごたえとジューシーさがくせになるとファンが増えている品種です。
秋映という名前も「秋という季節に映える赤いりんご」という意味で、そこはかとなく情緒を感じますよね。

秋映のまとめ

「秋映を食べなければ信州のりんごと知ったとは言えない」とされる極上のりんご「秋映」。一般的な赤いリンゴを見慣れた人には「えっ?」と思われてしまいそうですね。実際に、最初に出荷した時はその色のために東京では人気が出なかったようです。
しかし、多くの生産者の手で大切に育てられた秋映は着実にファンを増やし、今では「秋映を・・・」と言わしめるほどにまでになりました。長野県のブランドりんごとして名前が上がる秋映をぜひ召し上がって下さい。