りんご「ぐんま名月」豊かな蜜と爽やかな食感が通販で人気の品種

「ぐんま名月(めいげつ)」は黄色い果皮を持つ、美しいりんごの品種です。
その名の通り群馬で誕生したぐんま名月は、収穫地域が限られていて市場ではなかなかお目にかかることができません。
確実に手に入れるには、農家直送の通販購入がおすすめです。
今回はぐんま名月について、特徴や上手な保存方法、さらに食べ頃のぐんま名月をネット購入できる情報もお伝えします。

見た目は黄色いけれど味は「ふじ」より甘い?

見た目は黄色いけれど味は「ふじ」より甘い?

りんごといえば、「ふじ」や「紅玉(こうぎょく)」等の赤い果皮を持つ品種が一般的です。
しかしながら近年ではぐんま名月をはじめ、「ジョナゴールド」や「王林(おうりん)」といった黄色の果皮を持つ甘いりんごが増えてきているのをご存じですか?
赤いりんごに負けないくらい甘く、香りや食味のよい黄色いりんご。
増えてきている背景には、昨今の気象事情が関係しています。

黄色いりんごが増えてきている理由

りんごが赤く色付くためには、昼夜の寒暖差が必要です。
どんなりんごも初めは黄緑色をしていますが、これはりんごの持つ「葉緑素(ようりょくそ)」という成分が元になり色付いています。
この葉緑素は気温の差が生まれることで壊れていくのですが、壊れた代わりに「アントシアニン」という赤く色付かせる成分が増えていくのです。

近年は地球温暖化の影響で気温が高い時期が続き、昼夜の寒暖差が少なくなりつつあります。
つまり、りんごを赤く色付かせるのが難しい環境に変化しているのです。
黄色いりんごは元々アントシアニンが少ないため、強い寒暖差があっても赤みは少なめ。
そのため完熟時の色味に差がつきにくく、温暖化の環境でも育成しやすいという訳です。

もちろん、色に差がなくても味がよくなければ消費者に購入してもらえません。
黄色くてもしっかりと甘いりんごを作るためにたくさんの品種改良が行われ、市場に出回っています。
ぐんま名月もその1つで、「あかぎ」と「ふじ」を親として改良を重ね、今の甘くて美味しい果実ができあがりました。

ぐんま名月は希少な秋のりんご

ぐんま名月は晩生品種(おくてひんしゅ)と呼ばれ、りんごの中でも遅く旬を迎えます。
収穫の最盛期は10月下旬頃から11月上旬頃で、まさに秋を彩るりんごです。
平均サイズは350gほどで大玉。
円を上から潰したような、扁円形(へんえんけい)と呼ばれる形をしています。
りんごというと丸くてコロンとしているイメージですが、ぐんま名月は少し潰れたような形が基本です。

栽培地域は主に東北地方を中心とした東日本。
「ぐんま名月」という名称ですが、栽培面積ランキングのトップは青森です。
次いでCOCORO FARMがある長野県、誕生の地である群馬県、そして北海道、秋田県、福島県、山形県と続きます。
りんご全体の栽培面積から見ると、ぐんま名月の栽培面積は1%にも到達しません。
出回り期間が短い上、栽培地域・栽培面積が限られているからこそ、希少価値のある品種といわれています。

ぐんま名月の特徴やルーツについては、以下のフルーツコラム内でも詳しくご紹介しています。
是非ご覧ください。

ぐんま名月の糖度は高い時で17度前後!蜜入り、無しも美味

ぐんま名月の糖度は高い時で17度前後!蜜入り、無しも美味

ぐんま名月は甘いりんごとして知られています。
その平均糖度は約15度以上で、生育状態がよく完熟を迎えた個体は17度に到達することもあるほどです。
りんごの平均糖度はおよそ13度前後なので、ぐんま名月が甘いりんごであることがよく分かります。
糖度が強いものの酸味もほどよく含まれていて、くどくない甘さが癖になる品種です。

ぐんま名月を割ってみると、種の周りに透き通った部分が確認できます。
これはりんごの「蜜」といって、完熟を迎えてたっぷりと貯えられた糖分が蓄積されたものです。
蜜というと「蜂蜜」のような濃厚でねっとりとした甘みをイメージしますが、りんごの蜜はとても爽やかな甘みを持っています。
糖度が強いにもかかわらずくどくならないのは、この蜜も影響しているのです。

この蜜は完熟から時間が経つにつれて、再び果肉の中に吸収されていきます。
たとえ蜜がない個体に当たったとしても、蜜が果肉に戻っただけなので甘みは変わりません。

そのため、当店のぐんま名月は「蜜入り保証」を致しかねますこと、ご了承いただければと思います。

ぐんま名月を常温・冷蔵で保存する方法

ぐんま名月を常温・冷蔵で保存する方法

希少価値の高いぐんま名月は、正しい方法で保存することで比較的長くお楽しみいただける品種です。
ここからは保存方法についてご紹介します。

保存期間の目安

保存期間の目安は次の通りです。

  • 常温:約1ヶ月
  • 冷蔵:約2ヶ月~最長3ヶ月

冷蔵で最大3ヶ月というのは、一定の低温を保てることが前提です。
家庭用冷蔵庫の場合、開閉等で温度変化が生じますので2ヶ月程度を目安としておきましょう。
どちらもあくまで目安ですので、正しく保管した上でなるべく早く召し上がることをおすすめします。

保存方法について

保存の際には、1玉1玉を新聞紙やキッチンペーパー等で包みます。
こうすることで傷や乾燥を防ぐので、是非行ってほしいひと手間です。
包み終わったりんごはさらにポリ袋に入れ、常温であればなるべく温度変化の少ない冷暗所、冷蔵の場合は野菜室に保管しましょう。

保存のポイントは「呼吸抑制」

冷暗所や野菜室と指定しているのには理由があります。
りんごは収穫後も呼吸をしている果物なので、保存のためにその呼吸を抑制してあげる必要があるからです。
呼吸をすることで品質はどんどん劣化していきます。
呼吸は0度~10度の低温で抑制されるため、可能な限り低温で保存する必要があるという訳です。

COCORO FARMの「ぐんま名月」は期間限定で販売中!今しかない味を堪能しよう

COCORO FARMの「ぐんま名月」は期間限定で販売中!今しかない味を堪能しよう

爽やかな甘みが癖になる希少りんご・ぐんま名月。
歯ざわり・舌触り共によく、ジューシーな果汁で食べ応えも抜群です。
信州の提携農園で手間暇かけて育てたぐんま名月は、COCORO FERMのホームページで購入可能です。
農家熟練の目で完熟を見極めた、長野県産の美味しいぐんま名月は、全国の都道府県どちらにお住まいでもご注文いただける便利なインターネット通販をご利用ください。

ぐんま名月 商品一覧

COCORO FARMのぐんま名月は、色、食味、形における贈答品基準をクリアした秀品。
ご自宅用はもちろん、ご近所へのお裾分けやちょっとしたギフトにもぴったりです。
用途に合わせてサイズをお選びいただけます。
一部地域を除き配送時の送料無料、産地から直送で発送しておりますので、大変お得な商品です。
販売期間が限定されていますので、ご注意ください。

販売期間:~2022/11/10
発送期間:2022/11/15~11/30
送料:無料
※沖縄県につきましては別途配送価格2,000円(税込)を頂戴しております。
予めご了承ください。

フルーツ購入はオンラインストアをチェック

COCORO FARMではぐんま名月の他にも「シナノスイート」や「サンふじ」といったりんごをはじめ、桃や梨、ぶどう等季節を彩る人気フルーツを、最も美味しい旬の時期限定で販売しています。
特に「シナノスイート」はぐんま名月との食べ比べにおすすめ。
シャキシャキとした歯ごたえが魅力的な赤いりんごで、蜜たっぷりのぐんま名月とはまた違った味わいが楽しめます。
COCORO FARMでは今年のご案内が終了となっていますが、同時に見かけるチャンスがあれば、食感や味、香りの違いを体感してみてください。
また、フルーツを使ったこだわりの加工食品やフルーツコラム等、様々なコンテンツも満載。
果物についての知識を深め、購入などに機会にお役立てください。

是非、旬の果物やこだわりのスイーツをご注文くださいませ。