2022.06.02

秋を先取り?残暑にも強いシナノドルチェの特徴とは？

シナノドルチェは夏の終わりごろから収穫が始まるりんごです。
実はこのシナノドルチェ、長野県でしか栽培されていません。
スーパーなどの店頭では中々お目にかかることができない珍しい品種・シナノドルチェについて、詳しくご紹介します。

田中康夫氏が名付け親！シナノドルチェが生まれるまで

シナノドルチェは今から17年前、2005年2月に品種登録されたまだ新しい品種のりんごです。
当時長野県知事を務めていた田中康夫氏によって、長野県を表す「シナノ（信濃）」＋イタリア語で甘いデザートを表す「ドルチェ（Dorche）」を由来とし、その名が付けられました。
収穫は早生種と呼ばれる夏のりんごとして有名な「つがる」よりも少し遅く、中生種と呼ばれる秋のりんごとして人気の高い「シナノスイート」「秋映」よりも少し早い時期に行われます。
主に9月中旬から下旬の限られた時期にだけ出荷される長野県オリジナル品種として、ふるさと納税の返礼品にも選ばれる人気の名産品です。

シナノドルチェの親となるりんごは「ゴールデンデリシャス」と「千秋」。
1983年に長野県果樹試験場でこの2つを交配させた実を選抜・育成し、品種改良に成功しました。
同じ親から生まれたりんごには、真っ黄色の表皮が美しい「シナノゴールド」があります。

シナノドルチェの見た目や、味の特徴は？

ここからはシナノドルチェの特徴をご紹介していきます。
シナノドルチェはやや縦長の形で、平均的な重さは300g程と大きいサイズのりんごです。
同じ親から生まれたシナノゴールドが全体的に黄金色をしているのに対し、シナノドルチェの果皮は地肌が黄緑で、成熟とともに赤く色づきます。
全体が真っ赤に染まるわけではなく、縦縞が入るように染まっていくのが特徴です。

シナノドルチェはどんな味？

シナノドルチェは糖度・酸味のバランスが良いりんごです。
甘いりんごといえば「ふじ」のように香りの強い蜜が入ったりんごを思い浮かべる方も多いと思いますが、シナノドルチェは蜜がほとんど入っていません。
しかしながら果汁はたっぷりと含まれていて、なおかつ甘味も酸っぱさもしっかり感じることができるので、残暑にぴったりの爽やかな風味を楽しむことができます。
果肉は中くらいの固さで適度な歯ごたえがあり、食べ応えも抜群です。

シナノドルチェの選び方

中々店頭でお目にかかる機会が少ないシナノドルチェ。
運よく見つけることができたら、見た目の大きさよりも重量感に注目してください。
手に持ったときにずっしりと感じる果実を選べば、甘く実がぎっしりつまったシナノドルチェを堪能することができます。

シナノドルチェの美味しい食べ方は？

シナノドルチェの1番美味しい食べ方は、なんといっても生食！
サクサクとした歯ごたえ、口いっぱいに広がるジューシーな果汁、バランスの取れた甘味と酸味を生のまま楽しんでください。
特におすすめなのが、皮付きのまま召し上がっていただく食べ方です。
りんごは皮にも栄養がたっぷり詰まっています。
皮ごと食べることで食べ応えもさらにアップし、栄養もしっかり取ることができて良いこと尽くめです。
ぜひ一度、試してみてください。

また、果汁たっぷりのシナノドルチェはジュースにしても美味しく召し上がれます。
カットしたシナノドルチェをミキサーやブレンダーで撹拌するだけで完成！
加工すると変色しやすいので、できる限り召し上がる直前に作るのがおすすめ。
いろいろな食べ方でシナノドルチェを楽しんでみてくださいね。

シナノドルチェは正しい方法で保管しよう

シナノドルチェは日持ちには向かないりんごです。
保管する場合は、乾燥を防ぐためにビニール袋やジッパー袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管してください。

収穫後も、りんごは常に呼吸をしています。
低温で保存することで呼吸を抑え、品質劣化を遅らせることができます。
この方法で約1週間、日持ちさせることが可能です。
冷蔵庫に入れることができない場合は、常温でもできるだけ涼しい冷暗所に保管してください。
シナノドルチェは残暑の時期の果物ですので、室温も高くなりがちです。
冷暗所でも足が早くなりやすいので、注意しましょう。

大ぶりで食感の良いのが好きな方はCOCORO FARMのシナノドルチェで決まり！

大玉で見た目にも満足感の高いシナノドルチェ。
COCORO FARMでは自社農園で栽培している果実が収穫時期を迎えるとホームページ内のインターネット通販で販売をスタートします。
シナノドルチェの生育具合によって収穫タイミングが変わりますので、2022年の販売期間は未定ですが、決定次第当サイトにてアナウンスいたします。
定期的にご確認いただければ幸いです。

おすすめ商品