蜜入りのサンふじりんごを産地直送!美味しい食べ方や保存方法も紹介します

蜜入りのサンふじりんごを産地直送!美味しい食べ方や保存方法も紹介します

サンふじは数多くあるりんごブランドの中でも、特に人気が高い品種です。
太陽の光をたっぷりと浴びて赤く染まった実は、甘みが濃縮されていながらも爽やかな風味が感じられる、味わい深い仕上がりとなっています。
サンふじは蜜入りの個体も多く、割ったときの見た目が美しいことからお歳暮等の贈答品としてもよく利用されるりんごです。
11月には長野県産の他にも青森県産等、全国各地で栽培されたものが店頭に並ぶサンふじ。
今回はそんなサンふじについて、農家であるココロファームが紹介したい魅力的な一面を紹介します。

サンふじは蜜が入りやすい品種

サンふじは蜜が入りやすい品種

果肉の中央部分に蜜が入っているりんごを、蜜入りりんごと呼びます。
透き通った美しい蜜は黄金色に輝き、見ている人の食欲を刺激しますよね。
蜜はどのりんごにも入っている訳ではなく、入りやすい品種というものがあります。
サンふじは蜜が入りやすい品種の一つです。
他に、王林やこうとく、スターキングなども蜜が入りやすいとされています。
入りやすい品種であっても、生育状況や購入時期によっては入っていないこともありますので、ご了承いただきますようお願いします。

蜜の正体はソルビトール

蜜と聞くと、はちみつのようなとろりとした液体を想像しがちですが、りんごの蜜はそれとは異なります。
蜜はソルビトールと呼ばれる物質で、完熟を迎えた一部のりんごに現れる現象です。
ソルビトールは光合成により葉の中に作られる「甘み成分」で、りんごの甘みである「糖」を作る元となります。
実が大きくなって糖が飽和状態(いわゆる完熟状態)になると、行き場をなくしたソルビトールは糖に変換されず、りんごの果肉内に溜まっていきます。
これこそが、りんごの蜜の正体です。
ソルビトールは、はちみつのような濃厚な甘さではなく、爽やかな甘みを持ちます。
そのため蜜入りりんごはただ甘いだけでなく、爽やかな風味を持ち合わせたりんごなのです。

りんごの蜜は時間が経つと吸収されてしまう

りんごの蜜は時間が経つと吸収されてしまう

りんごの蜜の正体であるソルビトールは、糖の元となる成分です。
完熟を迎えると実の中に蜜として現れますが、時間経過と共に蜜は吸収されていきます。
「まとめてりんごを購入し、初めの数個は蜜が入っていたが後から食べたものには入っていなかった」
蜜入りりんごと銘打った商品を購入した方からたまに聞かれる経験談です。
これは蜜が入っていなかったのではなく、時間経過により「吸収されてしまった」可能性があります。

りんごは呼吸するフルーツ

りんごは木から収穫されたあとも呼吸を続ける果物です。
呼吸をするということは、エネルギーを消費するということ。
エネルギーの元は糖質ですので、収穫後のりんごは呼吸によって糖を消費し続けることになります。
先程解説した通り、ソルビトールは糖の元となる成分です。
りんごが糖を消費すれば、飽和状態だったソルビトールは糖に変換されて果肉の中に少しずつ吸収されていきます。
その結果、元々あったはずの蜜が消えてしまう現象が生じる訳です。
サンふじはりんごの中でも貯蔵性に優れた品種で、専用の保管庫を使用すれば半年以上貯蔵可能といわれています。
しかしりんごの蜜は収穫後、1ヶ月程度で果肉の中に吸収されていくものです。
蜜入りを楽しみに購入した場合、なるべく早く消費しなければ蜜は消えてしまいます。
特に贈答品として蜜入りりんごを購入する場合、お届け先にもこのことを知ってもらわないいとトラブルになることもあります。

これは私が以前ギフト配送の対応をしていたときの話です。
「蜜入りりんごを取引先に送ったら、蜜が入っていなかったとクレームが来た。関係にひびが入ってしまったが、どうしてくれるんだ」
このような問い合わせが入ったのです。
よく話を伺ってみると、そのりんごは発送からすでに1ヶ月以上経過していました。
タイミングが合わず再配達を繰り返していたこと、受け取った後会社が休暇に入りそのまま保存されていたこと、さまざまな要因が重なってしまったようです。
りんごを含む生鮮食品は、どうしても時間経過と共に品質が劣化します。
贈答品として利用する場合は、商品にまつわる注意書きをしっかりと確認し、お渡しする相手にもお伝えすることが重要だと実感した出来事でした。

サンふじりんごは冷蔵庫の野菜室で保管すると日持ちする

サンふじりんごは冷蔵庫の野菜室で保管すると日持ちする

りんごは呼吸する果物ですが、低温環境では呼吸を抑制するということが分かっています。
農家では専用の低温保管庫を使用しますが、自宅の場合は冷蔵庫の野菜室で保存する方法がおすすめです。
野菜室に入れる際には、以下のポイントを抑えて保存しましょう。

  • 新聞紙やキッチンペーパーでりんごを包む
  • ポリ袋やジッパー袋に入れて密封する

新聞紙で包むことでりんごの実を乾燥から守ります。
また、りんごは「エチレンガス」という野菜や果物の成長を促すガスを発する果物です。
りんごと同じ密閉空間に他の食べ物があると、成長が促されて結果として劣化につながります。
密閉して保存することで、エチレンガスが他の食べ物に影響を与えるのを予防しましょう。
反対に、まだ若い果物を早く追熟したい場合は、りんごと同じ空間で保存すると追熟を促進できます。

果汁たっぷりのサンふじはそのままやジュースにするのがおすすめ!

果汁たっぷりのサンふじはそのままやジュースにするのがおすすめ!

ここからはサンふじのおすすめの食べ方を紹介します。
サンふじは甘みが強く、歯ごたえのよいりんごです。
そのため一番のおすすめは丸かじり。
丸かじりをしたことがない方はぜひ一度、よく洗ったりんごを皮付きのまま、がぶりとお召し上がりください。

もうひとつのおすすめの食べ方は、果汁の多さを生かしたりんごジュースです。
皮付きのままざく切りにしたら変色予防のレモン果汁を少量加え、ブレンダーやミキサーで攪拌して完成です。
果肉のザラザラ感が気になる場合は、ザルやさらしでよく濾してからどうぞ。

サンふじは果肉が固めの品種なので、焼きりんごやアップルパイ等の焼き菓子作りにも最適です。
アップルパイというと難しく感じてしまいがちですが、簡単に作れるアップルパイの作り方を紹介します。

【材料】(2人前)

  • 冷凍パイシート…1枚
  • りんご…1/2個
  • カスタードフィリング…適量
  • 卵黄…1個
  • 砂糖…少々

カスタードフィリングは、少量ケース入りがジャムの棚に置いてあるスーパーもあります。
もちろん手作りしてもOK、簡単に作れるカスタードミックスも売っています。

【作り方】

  1. 冷凍パイシートを解凍し、半分にカットする。1枚(下段)はフォークで穴を開け、もう1枚(上段)は真ん中を四角くくり抜く(下段に重ねた時に額縁のようになるイメージ)
  2. りんごは皮付きのまま薄いくし切りにする
  3. 下段のパイシートにカスタードを塗ってりんごを並べる
  4. 上段のパイシートを被せたらフチをフォークで押さえ、刷毛で溶いた卵黄を塗り、砂糖を軽く振りかける
  5. 200度に予熱したオーブンで約20分焼く

上段のパイシートはくり抜かず、切り込みを入れるだけでもOKです。
シナモンやレーズン等、好みの食材をプラスしたアレンジもおすすめ。
簡単なので、ご家族や友人とわいわい作ってみてはいかがでしょうか?
カットして余ったパイシートは、好きな形にくり抜いて卵黄を塗り、砂糖をまぶしたら一緒に焼いてしまいましょう。
さくさくとしたシュガーパイとして楽しめます。

安くて美味しい!家庭用の蜜入りサンふじを産地直送でお届け

安くておいしい!家庭用の蜜入りサンふじを産地直送でお届け

ココロファームのサンふじは、りんごの生育に適した長野の大地で太陽をめいっぱい浴びて育ちました。
手間暇と愛情をたっぷり込めて育ったサンふじを、公式サイトのオンラインストアにて予約販売しています。
長野県にある自社農園で栽培したりんごを出荷ぎりぎりまで木の上で成熟させ、一番よい状態のまま産地直送でお客様のご自宅までお届けいたします。
時期によってラインナップの変更がありますが、「プレミアム」「特秀」「秀」「家庭用」をご用意。
贈り物には光センサーで糖度15度を確認した特選品のプレミアム、家庭用には色や形が不揃いな「家庭用」等、用途に合わせて商品を選択いただけます。
特に家庭用は贈答品よりも価格が安く、多少のキズがありますが蜜入りで、味はとても美味しいのでおすすめです。
箱ごとに玉の入り数や指定配送期間などの詳細が異なります。
現在ご注文可能な商品につきましては、こちらの商品一覧ページより表示されている情報をご確認して、買い物をお楽しみください。
通販の送料や価格等につきましても商品ページよりご確認いただけます。

栄養満点のサンふじを食べて寒い冬を乗り切ろう!

栄養満点のサンふじを食べて寒い冬を乗り切ろう!

寒い冬は食欲も落ちがちなものです。
そんな時には甘みも栄養もたっぷりのサンふじを食べて、体も心も元気になりませんか?
「朝の果物は金」といわれるほど、果物は体調管理にぴったりな食品です。
サンふじと一緒に寒い冬の季節を元気に過ごしていきましょう。