シナノスイートの品種の特徴は?「ふじ」から継いだ甘みと、人気の秘密も紹介

シナノスイートの品種の特徴は?「ふじ」から継いだ甘みと、人気の秘密も紹介

りんごやぶどう、桃、柿など、たくさんのフルーツが栽培されている長野県。
なかでもりんごは、長野を代表する名産品です。
りんごには「ふじ」や「つがる」など、スーパーの店頭でも多く見られる有名品種がありますが、その2つを親として交配し生まれた「シナノスイート」をご存じですか?
赤く色付いた果皮に、コロンとした丸いフォルム。
りんご全体から漂う甘い匂いに、思わず心躍るはずです。
信州・長野県で誕生した糖度の高いオリジナル品種・シナノスイートについて、その魅力に加え、保存や食べ方に関する情報もご紹介します。

「ふじ」と「つがる」から生まれたシナノスイート!詳細はこちら

シナノスイートの旬と味の特徴

シナノスイートの旬と味の特徴

シナノスイートは長野県果樹試験場で「ふじ」と「つがる」を掛け合わせて誕生し、平成8年(1996年)に品種登録されました。
平均糖度は14~15%と酸味が比較的少ないため、子供からお年寄りまで食べやすく、優しい甘みを感じることができる品種です。
果肉は少し柔らかめで、果汁たっぷり。
一口頬張れば、口いっぱいにジューシーな甘みが広がります。
りんごらしい赤色で香りも強いので、見た目も匂いも味も楽しめるりんごとして人気です。

主な生産地

シナノスイートの主な産地は、COCORO FARMがある長野県です。
2019年(平成31年/令和元年)の栽培面積数でみると、全国での栽培面積数1106,2haのうち、およそ6割に当たる659,4haが長野県で占めていることが分かります。
次いで218haの青森県、76,6haの秋田県、74,5haの山形県、25,8haの福島県、24,8haの岩手県となっています。

シナノスイートの旬は?

シナノスイートは10月上旬頃から11月上旬頃にかけて旬を迎えます。
秋の始まりと共に店頭で目にする機会が増える品種です。

りんご3兄弟では「次男」

長野県オリジナル品種のシナノスイート。
同じくオリジナル品種の「秋映」(あきばえ)、「シナノゴールド」と共に「りんご3兄弟」という名前で呼ばれています。
長男が秋映、次男がシナノスイート、三男がシナノゴールドとなっていますが、この順番は収穫時期で決められました。
秋映は9月下旬頃から10月下旬頃にかけてと一番早く、シナノゴールドは10月中旬頃から12月下旬頃までと一番遅くなっています。
りんご3兄弟は商標登録されており、ジュースやお酒といった関連商品の展開も豊富。
秋から冬にかけて店頭に並ぶので、是非チェックしてみてください。

熟したシナノスイートは表面ベタベタ?美味しいりんごの選び方

熟したシナノスイートは表面ベタベタ?美味しいりんごの選び方

ここからは美味しいシナノスイートの見分け方をご紹介します。
特にチェックしてほしいのが「果皮の色」「重量」「手触り」です。

果皮の色

赤い種類のりんごは、太陽の光をたっぷり浴びることでしっかりと色付きます。
シナノスイートは元々黄緑色の果皮ですが、日光を浴びることで魅力的な赤いカラーに染まるのです。
より甘くて美味しい個体を見つけるためには、頭からお尻まで真っ赤に色付いたものを選んでください。

シナノスイートの果皮は全体的に真っ赤ですが、濃い赤の縞模様が見えることがあります。
これはシナノスイートの色付きの特徴であり、しっかりと日光を浴びた証です。

重量

シナノスイートは平均重量380gの大玉品種ですが、サイズの大きさよりも持った時の重量感が大切。
手のひらにのせた時にずっしりと重みを感じるものは、果汁がたっぷりで実が詰まった美味しいりんごです。
また、購入後限定になりますが指で表面を弾くと実が詰まっているかどうかをチェックすることができます。
カンカンと音がすると、果肉がたっぷり詰まった美味しいシナノスイートです。

表面のベタつきがポイント

りんごを手に持った時にベタベタとした経験はありませんか?
シナノスイートも、ベタつきが表れやすい品種です。
「ベタベタ=ワックスや農薬=体によくない」と思われがちですが、実は違います。
このベタつきはりんごが熟すごとに果実の中に増えていく「リノール酸」「オレイン酸」といった「脂肪酸」が、果皮に含まれるロウ物質を溶かすことで現れる、自然由来のもの。
悪いものどころか、むしろ完熟に近づいたサインです。

美味しいりんごのポイント、色・重量・手触り。
正しい知識を知ることで、美味しいサインを見逃さずに食べることができます。
店頭でりんごを選ぶ際には、以上の3点を忘れずにチェックしましょう。

保存は袋に密封かラップで保存

保存は袋に密封かラップで保存

ここからはシナノスイートの保存方法についてご紹介します。
シナノスイートに限らず、りんご全体にいえることなので、是非覚えておいてください。
また、りんごは生鮮食品です。
正しい保存方法で保管しても、日を追うごとに品質は落ちていきますので、購入後はなるべく早くお召し上がりください。

新聞紙→ポリ袋で冷蔵が基本

りんごを上手に保存するためには、1玉ずつ新聞紙やキッチンペーパー、ラップなどで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に収納しましょう。
果汁たっぷりのりんごは、乾燥から守ってあげることが大切です。
そのためにも、新聞紙などで大切に包んでおきましょう。

ポリ袋に入れるのにも理由があります。
りんごは「エチレンガス」という成長ホルモンを放っているので、密閉しておかないとエチレンガスの効果で冷蔵庫内の野菜類を老化させてしまうのです。
フードロス削減にも繋がりますので、りんごは必ずポリ袋に入れて口を縛りましょう。

冷蔵庫に入れる理由

りんごの保存には冷蔵庫をおすすめします。
何故ならりんごは、収穫された後も呼吸する果物だからです。
呼吸をすると、果肉が乾燥しやすくなりりんご特有のシャキシャキとした食感が損なわれます。
そのため、できる限り長く持たせるには呼吸を抑える必要があるのです。

りんごは0℃~10℃の低温下では呼吸を抑制する性質があります。
最近の住宅は密閉性・断熱性が高く、冬でも室内はある程度の暖かさを保っている場合があります。
そのため、常温ではなく冷蔵庫で保存したほうがよいとされています。
もちろん、低い温度の場所であれば常温で保存してもOKです。
ご家庭の環境に合わせて、保存場所を選択しましょう。

COCORO FARMでは2022年9月現在、シナノスイートの販売予約を受け付けております。
農家直送でお届けする通販品ですので、全国47都道府県どちらにお住まいでも発送可能です。
一番美味しい時期を見極め、完熟ギリギリで収穫・出荷しますので、お届けは10月以降となります。
詳しくは以下をご覧ください。

販売期間:〜 2022/10/15 23:59
発送期間:2022/10/15~2022/11/05
送料:無料
※沖縄県への配送につきまして、別途2,200円の追加料金を頂戴しています。
予めご了承ください。

りんごの味から季節を感じたい。COCORO FARMのりんごと共に楽しんで

りんごの味から季節を感じたい。COCORO FARMのりんごと共に楽しんで

寒暖差の大きい長野県は、甘くて美味しいフルーツに育てるのに適した地域です。
そんな長野県の提携農園で大切に育てられた、COCORO FARMのシナノスイート。
生食はもちろん、ジャムやコンポートなどの食べ方も楽しめます。
真っ赤な果皮に甘い香り、ジューシーでスイートな味わいのりんごを、この秋是非お召し上がりください。

特秀品・秀品共に、重量違いの商品を多数ご用意しています。
詳しくは以下のリンクからご覧ください。

りんご3兄弟 長男・秋映、三男・シナノゴールドも販売予約受付中です。
りんご3兄弟、それぞれの味を試してみませんか?
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。

自慢のフルーツは他にも!

りんごと並ぶ秋の味覚・ぶどう。
シャリシャリとした食感が楽しい、日本梨。
深まる季節を実感できる市田柿。
COCORO FARMではフルーツ王国・長野県を味わってもらえるよう、様々な果物を栽培・販売しています。
どのフルーツも自社農園や提携農園で、大切に育てた逸品です。
他にもフルーツを使った加工食品や、それぞれの果物をもっと深く知れるフルーツコラムも人気です。
COCORO FARMのオンラインストアを、是非一度ご覧ください。

皆様のご注文を心よりお待ちしております。