品種の特徴は？ふじとの違いやお得な食べ比べセットもご紹介
10月から11月は、りんごの最盛期として多くの品種が旬を迎えます。
たくさんある品種の中でも知名度が高いのが「ふじ」と「サンふじ」。
名前のよく似た2つの種類ですが、生育方法に違いがあります。
2つのりんごの違いの他、COCORO FARMでも販売中のサンふじの情報について詳しく解説します。
「日本一のりんごに」ふじりんごへ込められた思い
共通の名前が付いた「ふじ」と「サンふじ」。
2つのりんごは、同じ親から生育されています。
どちらのりんごも「国光（こっこう）」と「デリシャス」を交配して誕生しました。
「ふじ」という名前は誕生の地・青森県藤崎町の「藤」と、日本一の山「富士山」が由来です。
日本一のりんごに育つように、という思いが込められています。
初めに誕生したのは「ふじ」で、個々の果実に袋をかけて育てる「有袋栽培」を採用。
手間暇かけて育てた「ふじ」は歯ざわりや味わいがよく、今では国内生産量トップを誇る品種に成長しました。
その人気は日本だけにとどまらず、アメリカなど海外でも好まれるように。
現在では世界で生産が行われる、日本を代表する品種となっています。
どんな世代にも愛される食味の「ふじ」は、品種改良の「親」としても大活躍。
COCORO FARMでも人気の品種「シナノスイート」や「ぐんま名月」も、「ふじ」を親に持っているのです。
それぞれ「ふじ×つがる」「ふじ×あかぎ」から誕生しています。
名実共に高い人気を誇るようになった「ふじ」ですが、その一方で有袋栽培による栽培工程の多さが農家の負担となっていました。
そんな時、偶然袋が外れたまま太陽の光を直接浴びて成長したりんごを発見。
その果実こそが「サンふじ」の始まりとなったのです。
有袋栽培の果実と比べ果皮がザラザラし、色のムラはあるものの、大きく成長した無袋栽培の「ふじ」。
そこから研究・改良を重ね、「太陽（Sun）」の光をたっぷり浴びて育った現在の「サンふじ」が誕生しました。
ふじやサンふじは店頭でもよく見かけますが、「ふじ（有袋）」「ふじ（無袋）」という記名がされていることもあります。
この場合は前者が「ふじ」、後者が「サンふじ」です。
「サンふじ」の特徴はこちらのコラム内でも詳しくご紹介しています。
見た目なら「ふじ」味なら「サンふじ」?違いをおさらい
同じ親から誕生した有袋栽培の「ふじ」と無袋栽培の「サンふじ」。
栽培方法の他、見た目、手触り、味など、いくつか違いがあります。
外観の違い
「ふじ」は有袋栽培で、雨風や虫といった外敵から守られた環境で生育します。
そのため果皮がつるっと滑らかで、手触りがよい果実です。
また、袋をかけることで色素成分を制御し、全体的に赤く色付きやすくしています。
その結果として、色ムラが少ない綺麗なりんごを作ることが可能です。
一方の「サンふじ」は無袋栽培のため、天候や害虫の影響を受けやすい環境で育ちます。
果皮はザラザラとして、細かいスレや傷が比較的付きやすいです。
また、自然の環境下で生育するため、色ムラが発生しやすい品種でもあります。
「サンふじ」は「ふじ」と比較すると、見た目に差が出やすいりんごです。
食味の違い
美しい見た目の「ふじ」は、酸味とのバランスに優れ、落ち着いた甘みを持つ品種です。
芳醇な香りとサクサクと歯ごたえのある果肉で食感がよく、多くの人が持つ「りんご」のイメージにマッチした食味をしています。
一方の「サンふじ」は、ふじよりも糖度が高く、果汁たっぷりで強い甘みを感じられる品種です。
りんごは太陽の光によって甘みや栄養がより強まります。
そのため、太陽を直接浴びるサンふじの方がしっかりした甘みに仕上がるというわけです。
また、「サンふじ」は蜜入りりんごとしてもよく知られています。
甘い蜜入りりんごはちても人気が高く、「贈答品に蜜入りの甘いりんごが欲しい」という消費者の間で特に好まれるりんごです。
旬となる季節
「ふじ」と「サンふじ」はどちらも11月上旬頃から中旬頃にかけて収穫のピークを迎えます。
栽培場所によっては早くて10月下旬、遅くて12月下旬～1月上旬頃までと、比較的長い期間収穫可能なりんごです。
同じ木から栽培できる2品種ですが、市場に出荷される時期は「ふじ」の方が少し長め。
「サンふじ」が翌年3月頃までなのに対し、「ふじ」は翌年夏頃まで店頭で購入可能です。
これには、蜜の入りやすさが影響しています。
蜜入りりんごは人気が高いですが、一方で保存しにくいというデメリットを持っているのです。
「蜜がたっぷり」よりも「星状に美しく放たれるように」入ったものが美味
「蜜入りりんご＝甘い」というイメージから、蜜は多ければ多いほどよい、と思われがちですが実は違います。
りんごは蜜の多さよりも蜜の入り方が大切なのです。
りんごを芯に沿って縦に切るのではなく、横に切ったとき星形になるように蜜が入ったものこそが、美味しいりんごといわれています。
蜜入りりんごを見分けるには、りんごのお尻部分をチェック。
オレンジや黄色に色付いたもの、お尻回りがふっくらとしているものは蜜が入っている可能性が高いです。
また、蜜というものは時間の経過と共に果肉に戻るのをご存じですか？
蜜の正体は完熟して飽和状態になった糖分の元で、少しずつ果肉に吸収されて消えていきます。
「蜜入りりんごで有名なのに蜜がないから甘くない」のではなく、甘みが強くても蜜がないことがある、ということを是非覚えておいてください。
COCORO FARMでは、厳選したサンふじを直接購入可能です。
自社提携農園で丁寧に栽培し、お客様の元へより高品質なりんごをお届けするため、販売・お届けの期間が限定的。
収穫後は光センサーや農家熟練の目で丁寧に選果を行います。
選果後は品質に応じて「贈答用」「秀品」「家庭用」に仕分け。
贈答用は糖度保証付きで、大切な方へのギフトにおすすめです。
いずれの商品も蜜入り保証は行っていませんが、それぞれ厳しい基準をクリアした味自慢のりんごです。
沖縄県を除く全ての都道府県へ送料無料でお届けします。
【糖度15度以上】サンふじ 贈答用
色・形・食味・糖度全てにおいて贈答用の厳しい基準をクリアした一級品。
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サンふじ 秀品
色・形・食味において贈答品基準をクリア。
糖度保証はありませんが、農家の熟練の目で甘みを厳選した秀品です。
- 販売期間：~2022/11/25 23:59
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5kg入り（10~16玉）、10kg入り（22~36玉）も販売中です。
サンふじ 家庭用
秀品と遜色ない甘みを持つ家庭用。
スレや傷がある分、お得な価格にてお届けます。
- 販売期間：~2022/12/10 23:59
- 発送期間：2022/12/05~2022/12/20
約10kg入り（20~40玉）もご用意。
蜜入りりんごのより詳しい見分け方や、保存方法については以下のページでも詳しくご紹介しています。
太陽の育んだ甘み「サンふじ」をCOCORO FARMから【期間限定】お得な3種食べ比べセットもお見逃しなく！
全国に誇るフルーツ王国・長野県。
COCORO FARMは長野の豊かな自然の中で、一年を通してたくさんの果物を栽培しています。
秋から冬にかけては「サンふじ」などのりんごの他、長野名物の干し柿「市田柿」も製造。
夏には日本梨や桃、ぶどうもラインナップ。
果物栽培に適した土地だからこそ育て上げることができる豊かな恵みを、インターネットを通して是非お楽しみください。
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ご注文いただいたその時におすすめのりんごを、3品種セットでお届けしています。
それぞれのフルーツが一番美味しい時期に、皆さんにお召し上がりいただきたい。
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