梨は皮ごと食べても大丈夫?栄養素や皮ごと食べるメリット・注意点を解説します

甘みと酸味のバランスが取れた味わいに、シャリシャリとした食感が魅力的な果物・梨。
いつも皮を剥いて食べているけれど、皮も食べられるの?そのまま食べても大丈夫?と疑問に思ったことはありませんか?
今回は梨のなかでも日本の梨(和梨)の栄養や食べ方について、梨の皮部分を中心にお伝えいたします。
梨は皮ごと食べてOK!うれしい栄養素がたくさん

結論から言うと、梨は皮ごと食べても問題ありません。
むしろ、梨は果肉よりも果皮に多くの栄養成分が含まれています。
そのため、皮ごと食べることで、暑い日が続く夏から秋にかけて疲れた体をいたわる栄養を、効率よく摂ることができます。
ここからは、梨の皮に多く含まれる栄養素について、詳しく解説します。
塩分の取りすぎを調節してくれる「カリウム」
梨1個あたり(可食部のみ200gと仮定)のカリウム含有量は280mgです。
ミネラルの一種である「カリウム」は、体内の余分なナトリウムを排出してむくみを解消してくれる栄養として広く知られています。
野菜ではきゅうりに多く含まれており、高血圧の予防の観点からも注目されている成分です。
私たちがつい手を伸ばしてしまうスナック菓子やインスタント食品には、塩分が多い商品が数多くあります。
知らず知らずのうちにたくさんの塩分を摂取してしまうため、生活習慣病のリスクを高める要因の一つとなっています。
カリウムを意識的に取り入れることで、血圧の上昇を抑える効果が期待でき、健康的な体を作るのに役立つでしょう。
細胞の老化を防ぐ効果がある「ポリフェノール」
梨には「アルブチン」や「クロロゲン酸」というポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールの含有量は栽培環境や品種などによって変化するため、詳細な含有量は不明です。
梨の場合、果肉よりも果皮に多くのポリフェノールが含まれているという特徴があります。
実際に徳島大学の研究によると、果肉部分と果皮部分に含まれる差は約17倍であることが分かっています。
ポリフェノールのなかでもアルブチンは、強力な抗酸化作用を持つポリフェノールとして、注目されている成分です。
活性酸素による酸化を抑える働きにより、シミ予防や、肌のハリを保つ効果が期待でき、アンチエイジングにも役立つと言われています。
腸内環境を整える「食物繊維」
お通じの味方としてよく知られている食物繊維も、梨に多く含まれている成分です。
梨1個あたり(可食部のみ200gと仮定)に含まれる食物繊維量は1.8gで、そのほとんどが不溶性食物繊維です。
梨の果肉よりも皮部分に、約3〜4倍もの食物繊維が含まれるとされています。
便の量をかさましして、腸の運動を促し排便をサポートします。
厚生労働省によると1日の食物繊維目安摂取量は、成人男女ともに20g前後です。
ちなみに、梨のシャリシャリとした食感は石細胞といわれる成分によるものですが、この石細胞は不溶性食物繊維である「リグニン」や「セルロース」が結晶化してできたものです。
ほかにも疲労回復効果が期待できるアスパラギン酸や、歯の健康を維持できるといわれるソルビトールなどの体に良い成分が、果肉よりも皮や皮の近くに豊富に含まれています。
皮付きのまま美味しく梨を食べることで日々の健康維持に役立つのは、私たちにとってうれしいメリットといえるでしょう。
梨を皮ごと食べるメリット

梨の皮のほうが、実よりも栄養価が高いとお伝えしましたが、梨を皮ごと食べるメリットはほかにもいくつかあります。
いつもより甘く感じる
梨は皮に近づくほどに甘くなるということをご存じでしたか?
梨は木で栽培されている時、熟す前の青い果皮の部分で太陽の光を受け止め、光合成をし、糖分を蓄えていきます。
そのため果肉の中央部分よりも、皮に近い外側のほうが甘みが強くなるのです。
特に甘みが強いのが果皮のすぐ内側の部分。
皮と一緒に剥いてしまう場所なので、皮まで食べれば特に糖度が高い部分を余すことなく味わうことができます。
ちなみに、梨は暑い季節の果物のため、冷蔵庫で保存して冷やして食べることが多いと思います。
梨に多く含まれる果糖は冷やすことで甘みを感じやすくなるため、皮付きのまま冷やして食べることでさらに甘くて美味しい梨を味わうことができますよ。
皮を剥く手間が省ける
私たちにとって大きなメリットが、皮剥きの手間が省けるという点です。
丸ごと剥くにしても、くし切りにして剥くにしても、食べたい!と思った時に皮を剥く行為はハードルが高く感じてしまうもの。
皮ごと食べてもOKならば、皮剥きの手間を省けるので気軽に食べられるのではないでしょうか。
生ごみを減らせるのも、片付けが楽になるうえ環境にもやさしいポイントです。
梨を皮ごと食べるならよく洗ってから食べよう

梨を皮ごと食べる場合の注意点は、しっかりと水洗いしてから食べることです。
収穫から店頭に並ぶまでの間に、さまざまなものに触れたり、陳列中に多くの人が手で触れたりしている可能性があります。
残留農薬が心配な方も、しっかりと洗うことで安心して食べられます。
低農薬や、無農薬で育った梨を選ぶのもおすすめです。
どうしても心配だったり、小さなお子様で皮が食べにくかったりという場合は、ピーラーを使用して薄く皮を剥くと、甘い部分が残りやすいので試してみてください。
皮ごと食べるのにおすすめの切り方「梨スティック」

梨の切り方といえばくし切りがスタンダードですが、皮ごと食べるならスティック切りがおすすめです。
お伝えしたように、梨もリンゴやブドウのように皮ごと食べられるのですが、皮のザラザラが気になる人もいると思います。
スティック切りなら、皮が両端のみなので、食感が気になりにくくなりますよ。
切り方もとても簡単なので、ぜひ手軽にチャレンジしてみてください。
- まずは梨をよく洗って、お尻の部分を下にしてまな板に置き、1cm幅にスライスする
- スライスできた1枚を寝かせて、スティック状になるよう1cm幅でカットする
手に持ちやすく、口に入りやすい大きさなので、大人はもちろんお子さまからご高齢の方まで食べやすい切り方となっています。
カットした断面は空気に触れると変色しやすいので、切った後は早めにお召し上がりください。
皮ごと食べる切り方としてはほかにも、輪切りにして軸をくり抜く切り方があります。
さまざまな方法を試して、自分に合った切り方を見つけてみてはいかがでしょうか。
皮ごと食べられる梨ならCOCORO FARM

COCORO FARMでは長野県の豊かな自然を利用し、美味しい梨を栽培しています。
2026年の販売に向けて現在も栽培の真っただ中で、順次販売を受け付ける予定です。
現時点で販売予定の品種は「幸水」「豊水」「南水」の3種類となっております。
幸水
お盆頃に収穫がスタートする幸水は、果肉が比較的柔らかくて甘みが強い梨です。
シャリシャリとした食感を楽しめるので、「梨らしい梨」ともいわれています。
当店では例年、プレミアム・秀・家庭用の3規格を展開。
今回は現時点で予約を開始しているプレミアム規格品を紹介します。
プレミアムは糖度用光センサーで糖度を測定し、プレミアム基準である13度以上を計測した梨だけをセレクトした一級品です。
甘さを見た目で見分けるのは難しいので、糖度保障された商品はギフトとして重宝されるのではないでしょうか。
色、形、大きさ、糖度、食味、どれをとっても最高級品質のため、贈答品として多くご利用いただいております。
豊水
豊水は甘みと酸味のバランスが良く、果汁たっぷりな大玉品種となります。
暑さで疲れた体に、程よい酸味が染みわたる味わいが人気です。
収穫時期は9月上旬~に始まるため、販売も幸水より遅め。
新学期を頑張るお子さんたちの、栄養補給のおやつにいかがでしょうか。
幸水と同様に、複数の規格品をご用意する予定ですので、多めに購入してシェアするのもおすすめしています。
ギフトにおすすめのプレミアム規格の販売リンクをご案内しますので、ぜひチェックしてみてください。
南水
南水は3種類の中で、一番手間暇がかかる「袋掛け」を行う品種です。
果皮が柔らかくて傷つきやすいので、ほかの品種以上に丁寧に扱う必要があります。。
ひと玉ずつ袋掛けして育てるので、皮の表面はつるりとしているのも特徴です。
果汁が豊富でみずみずしく、皮ごとでも食べやすい品種といえます。
3品種の中で最も甘く、貯蔵性にも優れた品種となっています。
糖度保証付きのプレミアム規格の南水は、特別な日のおもてなしにもぴったり。
今回は、そんな南水のプレミアム規格のリンクをご案内します。
梨を皮ごと楽しもう

皮を剥かなくても梨を美味しくいただける、そんな新常識を試してみませんか?
今年の夏は長野県の大地ですくすく育ち旬を迎えた梨を、皮付きでぜひ召し上がれ。
私たちも皆さんに美味しい梨をお届けできるよう、販売に向けて準備を進めてまいります。



