離乳食のりんごはいつからOK?月齢別の量やレシピを解説します

離乳食のりんごはいつからOK?月齢別の量やレシピを解説します

赤ちゃんにとって成長の節目のひとつである「離乳食」。
おおよその目安として生後5〜6ヶ月頃から始めるよう、厚生労働省のガイドラインで推奨されています。
大人が食事をする姿に興味を示したり、口をもぐもぐし始めたら、離乳食を始める時期がきたサインです。
始めは小さなスプーンで少量ずつを与えるため、身近な食材を使うのが気楽に始めるコツです。
では、秋から冬にかけて旬を迎えるりんごは、いつから与えることができるのでしょうか?
今回はりんごについて、離乳食の観点から情報をお伝えします。

甘みのあるりんごは離乳食初期の5~6ヶ月から与えてOK!

甘みのあるりんごは離乳食初期の5ヶ月から与えてOK!

結論からいえば、りんごは離乳食初期から与えることができるフルーツです。
りんごの他にもバナナやもも、みかん等、初期からOKなフルーツは多くあります。
離乳食初期は「ごっくん期」とも呼ばれ、食べ物を口に入れてごくんと嚥下することを覚える時期です。
水分が多く甘みが強いフルーツは、赤ちゃんが嫌がらずに飲み込んでくれる食材として重宝されています。

ただし、注意しておきたいポイントも二つあります。
一つ目は「果物を最初の食材にしない方がよい」という点です。
果物は甘みが強いため、赤ちゃんが喜んで口にしてくれます。
初めに与える離乳食の甘みが強いと、甘いものばかりを食べたがって他の食材を受け入れてくれないということもしばしばあるのです。
我が家では第二子の離乳食デビューがりんごでしたが、喜んで食べてくれるのが楽しくて与え続けていました。
「たくさん食べるタイプなんだな」としか思っていませんでしたが、次に与えたおかゆは一切受け付けず……。
心が折れ、その後に与えたさつまいもはしっかりと食べたので、生後5ヶ月でしっかりと甘みを覚えてしまったのでしょう。
特に第二子以降の離乳食は、第一子のときほど手間をかけることができず、簡単なものになりがちです。
りんごなどのフルーツは、おかゆや野菜等の甘みの少ない食材にチャレンジしてから、デザート的な立ち位置で与えることを個人的におすすめします。

二つ目のポイントは、りんごが「アレルギー特定原材料等28品目」であるということです。
食品のパッケージにはアレルギー品目の表記があります。
その中にりんごの表記があることをご存じですか?
特にお菓子のパッケージで目にすることが多いので、ご家庭にあるお菓子を確認してみましょう。
りんごはバラ科に属する果物で、アレルギーを持つ人が食べると口の中にかゆみを感じたり、のどが腫れたりといった症状が現れます。
離乳食は基本的に、アレルギーを持っているケースを想定して「初めての食材は午前中に」と指導されるのが一般的です。
初めてりんごを与える際も、赤ちゃんの体調が万全であることを確認したうえで、必ず「午前中」に食べさせるようにしてください。

りんごは栄養豊富な果物です。
離乳食として気を付けるべきポイントはしっかりと理解したうえで、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?
りんごの栄養価についてはこちらのコラムの中で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

【月齢別】離乳食でりんごを与える時のレシピを紹介

【月齢別】離乳食でりんごを与える時のレシピを紹介

ここからは月齢にあった離乳食レシピを紹介します。
月齢によって注意するポイントが変わってきますので、しっかりと確認しておきましょう。

離乳食初期(5〜6ヶ月)

離乳食初期はごっくん期で、飲み込むトレーニングをする時期です。
食材はなめらかにし、赤ちゃんが飲み込みやすい形状にしてあげる必要があります。

りんごのペースト

【材料】(約8食分)

  • りんご…1/4個

【作り方】

  1. りんごは1/4にカットして皮を剥き、芯と種を取り除いたうえでおろし器ですりおろす
  2. 耐熱皿に入れてラップをし、600wの電子レンジで1分加熱する

レンジから取り出してふつふつとしていれば完成です。
できあがったらしっかりと冷ましてから与えましょう。
今回は最初にすりおろしましたが、薄切りにして加熱後にブレンダー等で崩してもOKです。
りんごは加熱することでより柔らかくなり、甘みが増します。
加熱処理することで変色予防になるので、レモン果汁も不要です。
また、加熱により殺菌効果も得られます。
離乳食初期の胃腸は消化機能が弱いため、基本的には加熱して与えるようにすると安心です。

離乳食中期(7〜8ヶ月)

離乳食中期はもぐもぐ期と呼ばれ、舌を使って食材をすり潰し嚥下することを覚える時期です。
大人の指で軽く潰せる程の柔らかさまで調理する必要があります。

りんご煮

【材料】(約6食分)

  • りんご…1/2個
  • 水…適量(大さじ2~3程度)

【作り方】

  1. りんごは1/2にカットして芯と種を取り除き、みじん切りにする
  2. 耐熱容器にりんごと被る程度の水を入れてラップをし、600wの電子レンジで3分加熱する

指で潰してみて固ければ20秒ずつ追加加熱してください。
一気に追加加熱すると焦げやすいので注意しましょう。

離乳食後期(9〜11ヶ月)

かみかみ期と呼ばれている離乳食後期は、歯茎で食べ物を噛む練習を行います。
中期までと違って固さを残してあげるのがポイントです。

りんごとさつまいもの柔らか煮

【材料】(約4食分)

  • りんご…1/2個
  • さつまいも…40g
  • 水…適量

【作り方】

  1. さつまいもは皮を剥いて5mm角にカットし、5分程水につけて灰汁を取る
  2. りんごは1/2にカットして皮を剥き、芯と種を取り除いて5mm角にする
  3. 小鍋にさつまいもを入れ、かぶる程度の水を加えて煮る(始めは中火で、沸騰したら弱火にする)
  4. さつまいもが柔らかくなり始めたらりんごを加え、りんごが生のバナナ程の固さになったら火からおろす

さつまいもは他の野菜に置き換えてもOK。
我が家ではかぼちゃが好評でした。
他にもにんじんやじゃがいもがおすすめです。
離乳食後期にもなると食べられる食材もぐんと増えます。
ヨーグルトやチーズと合わせる等、アレンジも可能なレシピです。

さらに1歳を迎えると離乳食は完了期を迎えます。
今回紹介したレシピはいずれも手づかみ食べに最適なパンやホットケーキ、おやきと組み合わせやすい優れもの。
完了期から幼児食の時期にも長く使えるメニューです。

離乳食のりんごは冷凍保存もできる♪

離乳食のりんごは冷凍保存もできる♪

先ほど紹介したレシピは、どれも1食分よりも多い分量となっています。
離乳食は1回の量が少ないため、多めに作って冷凍保存するのが時間短縮にもなって便利です。
冷凍の際はご自宅にある製氷皿を使うと、後の保存が楽になります。
製氷皿をしっかりと洗浄した後、1食分ずつを製氷皿に詰めてラップをし、冷凍しましょう。
冷凍した後は取り外し、ジッパー袋に入れて日付を書けば管理も簡単です。
食べさせる際は皿にのせてラップをし、電子レンジで解凍してください。

製氷皿がなければラップの上に1食分ずつをのせ、上からラップを被せて冷凍すればOK。
もちろん、離乳食用のフリージングケースを使っても構いません。
今回紹介したレシピはどれも加熱しているので、りんごは変色しにくくなっています。
それでも気になるという場合は冷凍前にレモン汁をかけてください。
その分味が酸っぱくなりやすいので、赤ちゃんに食べさせる前に味の確認を忘れずに。

初めての赤ちゃんだと「離乳食は毎回手作りしなければ…」と思いつめてしまうこともありますよね。
確かに作りたてのごはんは美味しいですが、ほんの少しの量を毎日こまごまと料理するのは意外と大変です。
冷凍保存する方法も活用しながら、離乳食を続けていきましょう。

初めてのりんごは甘くて品質のいいものを。厳選したココロファームのりんごたち

「赤ちゃんが初めて口に入れるりんごは、よい品質のものを選びたい」
そんなママやパパたちの想いにお応えできるのが、ココロファームのりんごです。
ココロファームでは、たくさんの品種のりんごを取り扱っています。
品種によって甘みや酸味の強さはさまざまです。
今回は、現在購入いただけるりんごの中から、離乳食向きの甘みが強いブランドをピックアップしました。
詳細情報は各商品ページよりご覧ください。

サンふじ

甘みがぎゅっと濃縮されたサンふじは、スーパー等でもよく目にする人気の品種です。
強い甘みと瑞々しい果汁を楽しむことができます。

栄養満点のりんごを離乳食に活用しよう

「赤ちゃんと同じ食べ物を食べる喜びを感じたい」
そう願うパパやママも多いのではないでしょうか?
旬を迎えた新鮮なりんごは栄養もたっぷりで、赤ちゃんと一緒に楽しめる素敵なフルーツです。
ココロファームはご自宅で注文・受け取りまで可能ですので、赤ちゃんがいて重い買い物が難しい方にもお気軽にご利用いただけます。
長野県で育った新鮮なりんごを、ぜひ家族みんなでお楽しみください。