変色しないりんごのすりおろし方とは?便利な冷凍方法も紹介

変色しないりんごのすりおろし方とは?便利な冷凍方法も紹介

りんごをすりおろしたとき、茶色く変色してしまって困った経験はありませんか?
今回は「なぜ変色が起きるのか」「変色を予防する方法はあるのか」、この2点に注目しました。
風邪をひいたときや離乳食のときなどに便利なすりおろしりんご。
見た目も美味しそうに仕上げるコツや、冷凍での保存方法などを紹介します。

すりおろしりんごは離乳食や風邪のときにうってつけ!

すりおろしりんごは離乳食や風邪のときにうってつけ!

りんごはすりおろすことで細胞が壊れ、りんごに含まれる酵素をより多く摂取できるようになります。
りんごには、クエン酸やリンゴ酸といった有機酸や、プロテアーゼなどの酵素が含まれ、栄養たっぷりな果物です。
風邪をひいたときや、健やかな体作りの入り口である離乳食の食材としてまさに最適!
これらの成分が体内で働き、健康や美容の維持に役立ってくれます。

すりおろしりんごが持つ効果とは?

りんごには食物繊維やポリフェノール、カリウムなど、健康を意識する人にはおなじみの栄養素がたくさん含まれています。
すりおろすことで細胞を破壊し、体により取り入れやすくなるのですが、では具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。

  • 胃腸の調子を整え、便通をよくする
  • 体の熱を逃がす
  • 自律神経を整える
  • 体を潤す

便通改善や放熱効果といった体への働きから、心の安定といった精神面まで、私たちの健康に幅広く役立ってくれることが分かります。
特に体に熱を持ちやすい離乳食期のお子さんにとっては、放熱から便通までメリットがたくさん。
すりおろしりんごが離乳食に使われているのは、甘くて美味しいだけではなく、理にかなった理由があります。

りんごは一年を通して手に入りやすく、毎日のおやつとしてもおなじみのフルーツです。
秋から冬にかけてはシーズンを迎え店頭でも多くの種類が販売されます。
りんごをたくさん手に入れたときは、食べきれない分をすりおろして保存しておくのもおすすめです。
すりおろしりんごが持つ効能については、以下のリンク内コラムでも詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

変色なし!りんごのすりおろし方を紹介

変色なし!りんごのすりおろし方を紹介

りんごが変色してしまうのは、皮を剥いたり実をカットしたりすると、断面が空気に触れて中に含まれる酵素やポリフェノールが化学反応を起こし「酸化」してしまうからです。
時間経過と共に酸化が進み、初めは変色していなかった部分も徐々に茶色くなってしまいます。
この変色する現象は、 褐変(かっぺん)と呼ばれています。
すりおろしりんごの場合、普通のカットに比べ空気に触れる表面積が大きいため、より茶色く変色してしまうのです。
茶色くさせないためには、ひと手間かけてあげる必要があります。

レモンや塩をプラス

りんごの変色予防としてよく知られている「レモン果汁」や「塩水」は、すりおろしりんごにも効果的です。
すりおろす前のカットしたりんごを、レモン果汁や塩を入れた水に5分程度漬けてから使用してください。
何もせずにすりおろしたときよりも、変色するスピードが遅くなります。
レモン水は2%前後、塩水は0.5%程度の濃度になるよう調整しましょう。

りんごをすりおろしたあと、レモン水や塩水を加えるのも効果的です。
ただし、入れすぎると味わいに変化が出やすいので、分量には十分注意しましょう。
すりおろしてそのまますぐに、ヨーグルトのトッピングや、牛乳に入れて飲料にするのもおすすめ。
すぐに混ぜてしまえば、りんごの果肉が空気に触れないので、変色しにくくなります。

事前に加熱する

りんごを加熱することで、ある程度の変色を押さえることができるようになります。
りんごが持つ酵素の多くは、熱に弱く加熱すると壊れてしまう性質があるのです。
酵素を壊してしまうことで、変色を防いでしまうというわけです。
どうせ加熱するなら、すりおろしたりんごを砂糖と一緒に加熱してジャム風にし、パンにのせて食べる簡単レシピを試してみるのもおすすめです。

ただしこの方法にはデメリットもあります。
りんごに含まれる酵素は、健康や美容のために欠かせない成分です。
健康目的ですりおろしりんごを食べる場合、加熱すると酵素が減ってしまうため、この方法はおすすめできません。
変色を防ぐ一番の方法は、必要な分をすりおろしてすぐに食べること。
自分にとって一番合った方法で、変色予防を試してみてはいかがでしょうか。

すりおろしりんごは冷凍保存も可能

すりおろしりんごは冷凍保存も可能

そうはいっても、食べる直前にすりおろすのはは手間がかかるものです。
一気にすりおろして保存したい…そんな方には冷凍保存をおすすめします。

すりおろしりんごの冷凍保存方法

りんごを皮付きのままよく洗って、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
その後8等分くらいの大きさにカットし、軸と種を取り除きましょう。
取り除いたら皮付きのまますりおろし、ジッパー付き袋の中に素早く入れ、空気を抜いて平らにします。
冷凍庫に平らの状態で入れて凍らせれば、冷凍保存の完成です。
ラップの上に広げて平らにしてもOKですので、ご自宅に合った方法をお試しください。

実はこの「平らにする」というのが、すりおろしりんごの冷凍保存におけるポイントなのです。
平らに保存することで、必要なときに必要な分だけポキっと折って、小分けで調理に使うことができます。
りんごジュースやヨーグルトのトッピングだけでなく、ソースやスープ、カレーなどの料理にも材料として利用してみてはいかがでしょうか。
野菜などと同じ様にメニューに組み込んでみると、毎日の献立の幅も広がります。

冷凍したりんごは1ヶ月を目処に食べきりましょう。
袋の表面に冷凍日を表記するのがおすすめです。
冷凍保存についてはこちらのフルーツコラムでも情報紹介しています。

すりおろしても絶品!COCORO FARMのりんご

すりおろしても絶品!COCORO FARMのりんご

COCORO FARMでは直営の農場で数多くのりんごを栽培しています。
長野県で生まれたオリジナルりんごから、全国的に有名なりんごまで、品種もさまざまです。
例年COCORO FARM内のオンライン通販サービス「ココロマルシェ」で販売しているりんごについてご紹介しましょう。

シナノスイート

長野県生まれのりんごとして知名度が上がりつつあるシナノスイート。
例年、9月中旬~下旬ごろより収穫が開始されます。
その名の通りとってもスイートなりんごで、しっかりした果肉から甘い果汁が溢れだすのが特徴。
商品情報は以下のリンク内で公開予定です。

秋映

黒っぽい果皮が目を引く秋映は、重量感たっぷりで実がしまったりんごです。
シックな見た目をカットすると黄色い果肉が顔をのぞかせ、みっちりとした食感で食べ応えも抜群。
酸味もしっかりあるので、甘いだけでは物足りない人におすすめの品種です。

シナノゴールド

シナノスイート同様、信濃の国・長野県で生まれました。
こちらはゴールドに輝く果皮が美しいと、人気が高い品種です。
秋にぴったりの爽やかな香りと、りんごの中でも日持ち性のよさが魅力となっています。

ぐんま名月

蜜入りりんごが好きな方におすすめなのが、ぐんま名月です。
蜜入りりんご=赤いりんごのイメージがあるかもしれませんが、ぐんま名月は黄色いりんごでありながら蜜が入りやすいという特長があります。
黄色いりんごは甘くないという従来のイメージを覆すりんごです。

サンふじ

日本で一番知名度が高いブランドりんごといえば「ふじ」ではないでしょうか。
りんごの品種別生産量ランキングでも、トップを誇る品種です。
(出典:農林水産省/作況調査(果樹)リンゴ収穫量(令和4年産))
サンふじは、ふじを袋掛けせずに育てたりんごです。
ぐんま名月同様に蜜が入りやすいりんごで、お歳暮でも人気の品種となっています。

いろんなシーンで活用可能

COCORO FARMのオンラインストアは、北海道から沖縄まで全国すべての地域に配送可能です。
サンふじなら糖度15度以上を保証するプレミアムから、訳ありのご家庭用まで、規格別に商品をお選びいただけます。
帰省時の手土産やギフト、お歳暮、年末年始のご挨拶としての贈答品にもぴったり。
価格や発送方法、配送料金については、各商品ページに詳細情報を案内していますので、合わせてご確認ください。

使い道たくさん!ストックしておくと便利なすりおろしりんご

使い道たくさん!ストックしておくと便利なすりおろしりんご

いつものくし切りはもちろん、すりおろしても美味しく食べられるりんごは、老若男女すべての世代で愛される果物です。
ぜひご家族の皆さんで、ワイワイ騒ぎながら味わってみてはいかがでしょうか。