種なし、皮ごと食べられるぶどう ナガノパープル旬の時期や特徴をご紹介

種なし、皮ごと食べられるぶどう ナガノパープル旬の時期や特徴をご紹介

つやつやと輝く美しい粒に、甘くて美味しい果実。
夏から秋に向けて旬を迎えるぶどうは、瑞々しくて甘みたっぷりの果物です。
その中でも、ぶどう好きの間で人気が高まってきている品種「ナガノパープル」をご存じですか?
今回はナガノパープルについて、旬や知ってほしい特徴をご紹介します。

長野オリジナル品種!ナガノパープルとは

長野オリジナル品種!ナガノパープルとは

ナガノパープルは黒い果皮を持つぶどうです。
ぶどうは黒・赤・緑(白)系の3つに分類されていますが、ナガノパープルはその果皮の通り黒系に分類されます。
黒系には他にも有名品種「巨峰」があり、スーパーや直売所などの店頭で最もよく目にする系統です。
ちなみに、赤系の代表格は「デラウェア」、緑系の代表格は「シャインマスカット」。
いずれもよく知られている品種です。

ナガノパープルは皮が薄く種が無いぶどうで、皮つきのまま丸ごと食べることができます。
房からもいで一口で食べられるのでぶどう好きの間ではとても人気が高いのですが、収穫量が少なく市場にあまり出回りません。

収穫量が少ない訳は、栽培地域がごく一部に限られているから。
ナガノパープルは信州・長野県オリジナル品種として開発され、2018年(平成30年)以降に解禁されるまで長野県でしか栽培できない品種でした。
2022年に発表された統計情報によると、解禁翌年の2019年(令和元年)に栽培されたナガノパープルは全国で164.9ha。
その内訳は163.9haが長野県、残りの1haは愛知県と、ほぼすべてが長野県内での栽培でした。
ちなみに同じ年の長野県における巨峰栽培面積をチェックしてみると、946.8haとナガノパープルの約6倍。
そもそもナガノパープルは栽培が難しい品種と言われていて、長野県内でも栽培面積が少ないのです。

ナガノパープルはどうやって誕生したの?

長野県オリジナルブランドとして誕生したナガノパープル。
生まれた経緯にあるのは、お客様からの声でした。

「大粒で皮ごと食べられるぶどうはないか」
「種が無いと食べやすくて嬉しい」

こういった消費者の声をもとに、長野県果樹試験場で開発がスタートしました。
掛け合わせたのは、大粒で甘く種のない房もある「巨峰」と、皮ごと食べられる赤系ぶどう「リザマート」です。
品種改良を重ねることで「大粒で甘く、皮ごと食べられる種なしぶどう」が誕生。
その後2004年(平成16年)に長野県がナガノパープルとして、品種登録を行いました。

旬の時期

ナガノパープルはぶどうシーズンの中でも早い時期に旬を迎えます。
主に9月上旬から10月上旬にかけて収穫が行われますが、早い場所では8月下旬から収穫が開始。
最も旬を迎えるのが9月中旬から9月下旬で、収穫・販売共にピークを迎えます。

巨峰との違いについて

巨峰との違いについて

ナガノパープルは巨峰のよいところをいくつも受け継いでいるわけですが、実はすべての特徴が似ているわけではありません。
ここからはナガノパープルと巨峰の違いについて、ご紹介します。

形の違い

ナガノパープルと巨峰はどちらも黒系ぶどうですが、並べて見ると果実の形が違います。
ナガノパープルは円形をしていますが、巨峰は楕円形。
サイズ感は巨峰の方がより大粒です。

大きな違いはやはり、皮ごと食べられるかどうかという点です。
巨峰は皮を剥いて食べますが、ナガノパープルの皮は薄くそのまま食べても気にならないので、皮ごと食べます。

味の観点でいえば、酸味に違いがあります。
ナガノパープルと巨峰はいずれも糖度が20%前後と甘いぶどうですが、ナガノパープルは酸味がほとんどないため口いっぱいに濃厚な甘みが広がります。
一方の巨峰は程よい酸味を持つため、夏にぴったりの爽やかな甘みを楽しめるのです。

保存性の違い

ナガノパープルと巨峰の保存性には大きな違いはありません。
ぶどうは収穫後、追熟をしないフルーツです。
そのため、どちらの品種も一般的には正しく保管すれば1週間程度保存できるとされています。

保存の際には洗浄はせず、房から果実を切り離します。
はさみを使って実から2,3mm程度の軸の部分でカットし1粒ずつ小分けにしたら、タッパーなどに並べて冷蔵庫で保存しましょう。
長期間の保存方法としては、冷凍庫がおすすめです。
シャーベットのように召し上がることができるので、違った味わい方が楽しめます。

価格の違い/h3>

ナガノパープルと巨峰では、ナガノパープルの方が平均価格は高いです。
巨峰の場合、1kgあたりの平均価格は2,000円ほどですが、ナガノパープルは4,000円前後。
ナガノパープルの方が約2倍の価格帯で販売されています。

価格が高くなる大きな理由はやはり、生産量の違いです。
長野県内の生産量だけで見ても、巨峰は6倍以上多く生産されています。
一般的に、収穫できる量が少なければ販売価格は上がります。
ナガノパープルの価格帯が高いのは、そのレア感が影響しているのです。

COCORO FARMのサイトでは、ナガノパープルに関する記事を他にも掲載しています。
特徴や栄養成分など、ナガノパープルの魅力については、以下の記事をご覧ください。

美味しいナガノパープルの選び方 見分け方

美味しいナガノパープルの選び方 見分け方

流通量が少なく、あまり店頭ではお目にかかれないナガノパープルですが、いざ見つけたら美味しい房を選びたいものです。
果汁たっぷりで甘くて美味しい房を選ぶなら、軸と果実に注目しましょう。

軸は緑色で、乾燥していないものを選びます。
茶色になったものは水分が抜けていますので、しっかりと確認しましょう。
果実は1粒1粒がしっかり色付き、皮が張ったものを選んでください。
収穫から時間が経つと水分が抜けて皮にシワがよりやすくなります。

果皮に白い粉がついていると、よりジューシーな実である証拠。
この白い粉は「ブルーム」と呼ばれていて、粒の乾燥を防ぐ役割を持っています。
果汁を実の中へ貯えておくのに必要な成分です。
ブルームは洗浄すると流れ落ちてしまいます。
長持ちさせるにはブルームをまとわせておく必要があるので、洗浄せずに保存することをおすすめします。

新鮮なうちにお届けしたいからナガノパープル、その他の果物も農家直送!

新鮮なうちにお届けしたいからナガノパープル、その他の果物も農家直送!

COCORO FARMでは長野県にある提携農園で栽培したナガノパープルを、北海道から沖縄まで全国47都道府県に向けて配送しています。
各房をよくチェックし、手間暇かけて育てたナガノパープルは、甘みたっぷりでとってもジューシー。
パリッとした食感が癖になる、魅力的なフルーツです。
農家の皆さんによる熟練の目で食べ頃を見極め、一番美味しく召し上がっていただけるタイミングで収穫、発送を行います。
長野県以外の店頭ではほとんどお目にかかれないナガノパープルは、贈答品にも最適な逸品です。
是非COCORO FARMのオンラインストアをご利用ください。

2022年の予約販売期間・発送期間は以下の通りです。
お間違えの無いようお願いします。

販売期間:現在〜2022/08/25 23:59まで
発送期間:8/25~9/3
送料:通常1,100円(※沖縄への発送は追加料金2,200円(税込)で対応)

通常は以上の通り配送料を頂戴していますが、8/25まで配送料無料で購入いただけます。
この機会に是非、COCORO FARM自慢のナガノパープルをお試しください。

COCORO FARMではナガノパープルを始めとするぶどうの他、りんごや梨、柿といった果物を種類豊富に販売しています。
季節の訪れを感じさせる瑞々しいフルーツの他にも、ドレッシングやジュースといった通年お買い求めいただける加工食品もご用意。
詳しくは以下リンクより、販売ページをご覧ください。

皆様のご注文を心よりお待ちしております。