南信州伝統の干し柿「市田柿」は、もっちりとした食感と濃厚で上品な甘さが特徴です。
高級和菓子と謳われており、高い品質を誇っています。 市田柿はお歳暮の品としても人気です。
長野県南信州で生産された証:地理的表示(GI)登録

市田柿は地理的表示(GI)登録がされています。
地理的表示(GI)保護制度とは
地域には長年培われた特別の生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性により、高い品質と評価を獲得するに至った産品が多く存在しています。
これら産品の名称(地理的表示を知的財産として保護する制度が「地理的保護制度」です。
市田柿の登録
農林水産大臣登録第13号
生産地の範囲は、長野県飯田市・長野県下伊那郡(高森町・松川町・豊丘村・喬木村・大鹿村・阿南町・阿智村・売木村・下条村・天龍村・根羽村・平谷村・泰阜村)・長野県上伊那郡(飯島町・中川村)で生産され、加工方法や出荷規格など市田柿としての条件が厳しく管理されます。
類似品にはご注意を
市田柿は、この地域に合った方法で生産加工されて販売されます。
GIマークの付いた市田柿は本物の証です
→農林水産省 地理的表示(GI)保護制度
柿ができるまで
南信州の特産品である市田柿。
10月に入ると南信州のいたるところで柿が見られます。
市田柿ができる前、まずは柿の実ができるまでの過程をご紹介します。
- 2月:剪定作業
枝の切り方によって実のなり具合が変わってくるため大事な作業です。
- 4月:新緑の芽吹き

この時期1番心配なことが「霜」です。
新芽が凍り、その後枯れ落ちてしまうと柿の実がなりません。
- 5月:白い柿の花

1週間ほどというとても短い命ですが小さくて可愛い清楚な白い花を咲かせます。
- 6月:柿の実

落ちた花の下から柿の実の赤ちゃんが生まれます。
ピンポン玉くらいの大きさになるまで見守ります。
- 8月:摘果作業

真夏の暑さの中、枝にいくつの実を残すかを決めて余分な実は切り落とす摘果作業を行います。
干し柿に適した柿の大きさになるよう、熟練の判断が必要です。
- 10月:柿の収穫

しっかり成熟した柿を使用することで美味しい干し柿ができるため、熟度を見極めて収穫するのがポイントです。
渋柿から市田柿へ

ここからは渋柿から市田柿になるまでをご紹介します。
- 皮剥き

一つ一つ機械に乗せて皮を剥き、剥き残しがないか確認します。
- 吊るし

柿のれんに一つ一つ引っ掛けて柿干し作業です。
- ホゾ切り
突起となっている枝の部分を一つ一つ鋏で切り落とします。
- 選別
大きさ、色、粉の出方を一つ一つ目で見て選別します。
- 袋詰め、箱詰め
一つ一つ品質管理をしっかりと行い、出荷へと送り出します。
手間暇かけられた一つ一つに心を込めてお届けします。
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