黒みがある深い色合いでしっかりした歯応え、滴る果汁が特徴。
長野県オリジナル品種のりんご「秋映(あきばえ)」。
りんごは鮮やかな赤い色と思われていますが、この秋映は黒みがある深い色合いが特徴のひとつです。 長野で生まれ、産地もほとんどが長野県。
生産量も少なく旬が短いことからスーパーなどで見かけることは滅多にありませんが、 秋映は間違いなく信州を代表するりんごのひとつです。
秋映は香りもとても素晴らしく、ジューシーな果汁と共に濃厚な香りを感じることが可能です。
濃厚でありながら重すぎない甘みが癖になり、食が進む品種となっています。
果肉は黄色がかった白色。
果汁たっぷりにもかかわらず、サクッ・パリッとした食感が楽しめます。 歯ごたえがあるので食べ応えも抜群です。
りんご三兄弟のひとつ 秋映ってどんなりんご?
秋映は長野県で生まれた「シナノスイート」「シナノゴールド」と共に「りんご三兄弟」と呼ばれるりんごの1つです。黒みがある深い色合いでしっかりした歯応え、滴る果汁が特徴です。
小ぶりですが果肉がしっかり詰まっているため見た目によらずずっしりしています。
最初は色合いにびっくりされるかもしれませんが、甘味と酸味のバランスが良く、歯応えとジューシーさを楽しめるとっても美味しいりんごです。
黒い見た目は「気候」と「完熟の証」
特徴的な果皮を持つ秋映。
この果皮には長野県の気候が影響しています。 秋映は赤いりんごの中でも、特に色付きやすい品種です。
りんごは温暖な地域では色付きにくい性質を持つ果物ですが、秋映は比較的暖かい場所でもしっかりと赤く色付きます。
寒冷地ではよりしっかりと色付くため、完熟を迎える前から果皮が赤色に。
完熟を迎える頃にはより濃く色付くため、黒色に染まります。
つまり、黒い果皮は秋映にとって「完熟」を迎えた証でもあるのです。 赤いりんごほど甘いと思われがちですが、秋映は黒いものほど完熟ギリギリまで待ってから収穫した、甘いりんごと言えます。
→関連記事:長野県オリジナル品種のりんご「秋映」は甘みと酸味のバランスが自慢!
「龍江の想い」が作ったシナノスイートを是非お召し上がりください
私たちは「龍江の想い」という6人の若手生産者のグループです。
私たちが生まれ育った飯田市の龍江地区には、果樹栽培にぴったりの気候風土があります。
果樹栽培の歴史と伝統がある「くだものの里」として何ができるかと考えたとき、「笑顔が広がるおいしい果物づくり」「子どもたちが誇りに思えるまちづくり」を進めることが大切なのではないかと考えるようになりました。
私たちが心を込めて生産した果物を召し上がった方が、笑顔になり幸せな気持ちになること。またこの想いを次の世代につないでいくことを使命とし、これからも果樹栽培に取り組んでまいります。
私たちの情熱と想いがたっぷりと込められたりんごを是非お召し上がりください。
長野県の南端にある飯田市は昼は暖かく夜はグッと冷え込む、という果樹栽培にぴったりの気候の町。
南信州と言われている長野県最南端の飯田上下伊那地方は東に南アルプス、西に中央アルプスがそびえ、
南北に天竜川が貫く自然豊かな地域。 昼夜の寒暖差が大きいため、野菜やフルーツは養分をしっかり蓄え味が濃くなります。
天竜川を見下ろす高台にある畑は日当たりが良く水はけも良いため、おいしい果物の栽培にぴったり。
大自然パワーでうんと甘くなります!
南信州・長野県の太陽をたっぷりと浴びて育った果物は、甘みたっぷりで果物本来の味を満喫できる一品です。
栽培されているのは、標高650mの陽当りの良い畑。太陽を浴びて甘みをじっくりと蓄えます。